ノッティングヒルの恋人 / Notting Hill

ノッティングヒルの恋人 / Notting Hill

『ノッティングヒルの恋人』とは、ロジャー・ミッシェル監督、リチャード・カーティス脚本、主演はヒュー・グラントとジュリア・ロバーツによる1999年のイギリス映画。イギリスのノッティングヒルで本屋を営む冴えない店主とハリウッド女優のラブストーリー作品。主題歌はシャルル・アズナヴール作曲による「She」をエルヴィス・コステロがカバーして歌った事でも有名。

ノッティングヒルの恋人 / Notting Hillのレビュー・評価・感想

ノッティングヒルの恋人 / Notting Hill
8

ほっこりする

大女優と本屋の恋です。ジュリア・ロバーツはやっぱり華やかだから、大女優役が似合っていると思いました。いつもニコニコしていて、感じのいい人でした。ヒュー・グラントは、いつものようにいい人役でした。本屋によく分からない居候を住まわせたり、女優に振り回されたりしていて、可愛かったです。なぜ、大女優が本屋に恋をしたのか、そこはよく分からないけど、ヒュー・グラントはなんとも言えない魅力があります。ニコニコしていて感じがいいし、なんか母性本能をくすぐられる感じがします。二人はノッティングヒルでちょこちょこ会っているけど、女優と取材に来た記者として会ったり、会ってる時間も短かったのに、あんなに好きになれるものなのか、不思議ではあります。でも、恋に時間は関係ないのかもしれません。そう思わせてくれる映画です。主人公二人以外の人たちもいい人が多くて、見ているとほっこりします。特に車椅子の女性と彼女の夫の二人は、とても好きなカップルでした。「車椅子だから私は出かけるのが大変だから、置いていっていいわ」と言う彼女をひょいと抱え、車に乗せるところとかキュンキュンします。いろいろとよく分からないところはありますが、女子が好きな映画だと思います。

ノッティングヒルの恋人 / Notting Hill
8

逆シンデレラストーリーにうっとり大人の恋

舞台はイギリスのノッティングヒルという小さな町。そこで小さな旅行本専門店を営んでいる冴えないバツイチ男性が主人公です。対するヒロインはアメリカでオスカーを受賞するほどの大女優なのです。
そんな二人が小さなイギリスの町で偶然出会います。このふとした出会いがこの二人の運命を大きく変えて行くことになるのです。
もう恋なんてしない、結婚なんてもう二度とすることはないんだと思い込む主人公。前の結婚で彼の心の中は深い傷が残ってしまっています。偶然出会った大女優と恋をすることになるなんて思ってもみないので、彼はずっと奥手になってしまいます。そんな彼をヒロインは遠慮なく振り回していきます。本音とは裏腹な発言や、行動でますます主人公を混乱させてゆくのです。そんな、真逆の世界で生きてきた二人が結ばれていくのです。
この映画の見どころは二人の心の動きと、主人公男性の心の強さです。普段は弱気で内気、優柔不断。でも、ここぞというときは一気に行動できる行動力の持ち主です
。最後のエンディングには大人にしかわからない、感動とほっこりうっとりな結末が待っています。余談ですが脇を固める友人たちが、人情深くて感動します。一味違った逆シンデレラストーリーをぜひ一度体感してみてはいかがですか。