機動戦士ガンダム 逆襲のシャア / Mobile Suit Gundam: Char's Counterattack / 逆シャア / CCA

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア / Mobile Suit Gundam: Char's Counterattack / 逆シャア / CCA

『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』は富野由悠季による日本のアニメ映画。
宇宙世紀0093。新生ネオ・ジオン軍のアクシズ落とし計画を阻止しようと、全力をもって挑む連邦軍の特殊部隊「ロンド・ベル」。その中で、アムロ・レイとシャア・アズナブルという、『機動戦士ガンダム』シリーズきってのメインキャラクターが互いの信念をぶつけ合い、決着を迎えることとなる。

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア / Mobile Suit Gundam: Char's Counterattack / 逆シャア / CCAのレビュー・評価・感想

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア / Mobile Suit Gundam: Char's Counterattack / 逆シャア / CCA
9

アムロとシャアの最後の決闘

機動戦士ガンダムの時代からの因縁の二人が、成長して、モビルスーツを新たにして戦う。
ガンダム作品の中でも一番好きな作品です。
地球の人々の身勝手さに嫌気がさして、地球に住む者を隕石を落として絶滅させるというシャアの考えと、人類はそこまで腐っていない、可能性があるというアムロの考えが衝突する物語です。
ガンダムの中で繰り返し語られる、地球の人々と宇宙に住む人々との諍いに対してある意味決着をつけるのが面白いです。
また、初代ガンダムから続くアムロとシャア、どっちが強いというテーマにも、ある意味答えを出した形になります。
初代ガンダムのアムロはかなり卑屈な性格でした。あまり好感を持てるキャラではありませんでしたが、本作のアムロは落ち着いていて、人類を信じる姿がアニメの主人公ぽくなって良いと思います。
個人的な見所は、映画が始まってすぐのアムロとシャアの対決(これはアムロが退いて終わりました)と最後のアムロとシャアの対決(ほぼアムロの勝ちですが、決着はある意味不明)は見所です。お互いのモビルスーツの火器を使い果たして、最後モビルスーツ同士の肉弾戦になる所まで戦い、アムロが地球のために決死の行動に出るところは最大の見所です。

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア / Mobile Suit Gundam: Char's Counterattack / 逆シャア / CCA
10

宇宙世紀作品の中でもオススメ!

機動戦士ガンダムから始まるアムロとシャアの因縁がついにこの「劇場版 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」で決着がつく集大成となっている作品です。シャアの無謀ともよべる「アクシズ落とし」によって地球に核の爆発を起こし人類が住めなくなってしまう環境にして人類を宇宙に強制的にあげようとする。シャアの「アクシズ落とし」による作戦によってこの物語は始まります。その作戦を阻止しようと戦場へと出てくるアムロ。この二人の対決が主な話の軸となっていきます。機動戦士ガンダムでは敵として、Zでは仲間として、ともに時代を作り上げてきた二人の因縁はこの映画にてついに決着がつきます。もちろん劇場版の方ではそれぞれにモビルスーツが新たに用意されていてロボット、メカ好きの方でも大いに楽しめる作品となっています。ガンダム作品を語る上で、この作品を見ずには語れないというほど、重要なターニングポイントとなっている作品です。もし少しでもガンダムに興味がある、もしくはほかのガンダム作品をみてこの作品をまだ見てないという方はぜひこの作品を見ることをオススメします。歴代のガンダム作品の中でも間違いなく五本指にはいる名作になっております。

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6

個人的には好きな作品

アムロVSシャア。一年戦争から続くアムロとシャアの因縁の対決のラストです。
最後だけに出てくるMSはめちゃくちゃカッコいいです。νガンダムも良ければサザビーも素晴らしいですね。ですが個人的にはラスト付近でちらっと出てくるジムIIIが好き。
対決の中身としては、戦闘能力の限界を振り切っているアムロに対して、Zの時からあまり成長してないシャアが戦っているので、差が歴然としています。しっかりと準備して、しかもスペックもしっかりと理解して、さらには兵装が完璧に整っているサザビーに乗りながらも、10日も納期を早めてしかもガバガバな組立てで戦線に突っ込んできた上、自分の兵装の詳細も知らなく、更には「イーブンで闘わんとつまらん」的なノリで横流ししたサイコ・フレームをよく分からないまま積んだヤクト・ドーガとαアジール他諸々を相手にしてきたνガンダムに、文字通りボコボコにされてしまう辺り、シャアのだらなしなさが浮き彫りになっています。
それ以外だとロンド・ベルと地球連邦の面々がシャアの作戦にまんまと嵌められていくので、シャアは指揮官一本に絞った方が良いのでしょうね。こう書きながらも、個人的には好きな作品なのでおまけでこの点数。サイコ・フレームの謎性能は、ここから更に進化し続けます。だから減点対象ではありませんのでご安心を。

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9

ガンダム史に残る名作。

本作は1988年に公開されたガンダムシリーズのアニメ映画。
1979年に放送された『機動戦士ガンダム』から14年後の物語で、一連のシリーズの主要人物であるアムロ・レイとシャア・アズナブルの最後の戦いを描いている。
公開当時のキャッチコピーは”宇宙世紀0093 君は今、終局の涙を見る...”。

グリプス戦役(機動戦士Zガンダム)以降消息不明だった、『赤い彗星』の異名を持つ元ジオン公国軍パイロットのシャア・アズナブルが、ネオ・ジオンを率いて地球連邦政府に対し反乱を起こす。
小惑星5thルナを地球連邦政府があるチベットのサラに衝突させようとするシャアの目論みをいち早く察知したシャアの宿敵アムロ・レイは、自身が所属する地球軍の外郭部隊ロンド・ベルと共にそれを阻止しようとするが、奮闘虚しく5thルナ落下を阻止出来なかった。
さらにシャアは小惑星アクシズを地球に衝突させるべく作戦を開始する。
アムロも自身が開発に携わった新型モビルスーツ『νガンダム』を駆り、アクシズを目指す。

本作の見所は、何と言ってもアムロとシャアの戦闘シーンである。
地球に住む人類に絶望し粛清しようとするシャア、人の可能性を信じそれを阻止するアムロ。
1年戦争から逃れる事の出来ない宿命を背負った2人の最後の戦いともなれば、ガンダムファンは見て損はないだろう。