真・三國無双5 / 真・三國無双5 Special / 真・三國無双5 Empires / Dynasty Warriors 6

真・三國無双5 / 真・三國無双5 Special / 真・三國無双5 Empires / Dynasty Warriors 6

『真・三國無双5』とは、2007年11月にコーエー(現・コーエーテクモゲームス)から発売された『三国志』を題材としたゲーム『真・三國無双』シリーズの第5作目。シリーズ初のPS3用ゲーム作品である。
新媒体になったことで、キャラクタービジュアルやアクションシステムの大幅な刷新、戦略要素の強化などこれまでにない試みがなされた。シリーズの転換期としてあらゆる面で様々な実験が施された作品ともいえる。

真・三國無双5 / 真・三國無双5 Special / 真・三國無双5 Empires / Dynasty Warriors 6のレビュー・評価・感想

真・三國無双5 / 真・三國無双5 Special / 真・三國無双5 Empires / Dynasty Warriors 6
3

私の知ってる三國無双じゃない!

プレイステーション3初の三國無双シリーズということで、期待を胸にプレイしました。
最初に言えるのは「爽快感が全くない無双」です。
まず無双シリーズ共通の四角ボタンと三角ボタンの組み合わせの攻撃ですが、本来は四角を押しての基本攻撃を1~数回入力後に三角ボタンの入力を組み合わせることで発動するチャージ攻撃、これが基本中の基本の攻撃であり、先へ進むための要となります。
今回のナンバリングに至っては、攻撃を受けずに敵を攻撃し、敵を倒し続けることでやっと三角ボタンの攻撃のバリエーションが増えていきます。
攻撃バリエーションの増減は体力メーターのすぐそばのゲージで一目で確認ができるのですが、ゲージがマックスになるまで時間がかかりすぎます。
ザコ敵に手こずる無双は真シリーズ以来初代以来でしょうか。
ステージ内の制限時間は容赦なく減ってゆき、下手したらポンコツ攻撃しか備わってない状態での中ボスとのバトルが勃発。
それで敵にすぐやられてしまうならまだ納得できますが、最初のプレイでもあるので難易度を低く設定した状態でのバトルになろうものなら、相手の攻撃も蚊に刺されたくらいの体力しか減らしてくれないので、ちょびっとずつのたたき合いを数分間にわたって見なければならない状態に陥ります。
それじゃあ無双ゲージを溜めて一騎当千できるかなと思えば、本当にこれ必殺技か?と疑いたくなるような攻撃しか繰り出せません。
真・三國無双といえば、ザバザバと敵をなぎ倒し、時折ステージにちりばめられてるミッションやなぞ解きをクリアしながら活路を見出すのが楽しみなのに、頼みの綱のレベルを上げても爽快感がプラスされることもありませんでした。
BGMは全体的にいい曲が勢ぞろいなので、そこはまだプレイに対するやる気を起こしてくれますが、正直ギリギリです。
あと、キャラクターデザインがずいぶんと大幅に変更されてます、あまりよくない意味で。
貂蝉はキャバ嬢化され、甘寧は金髪に、劉備の髭も撤去され、4まで出てきていたキャラクターも数名出てこず。
武器どころかモーションまでもが多くのキャラクターで被ってます。張コウが槍を持ってるんですよ。
10時間ほどプレイして、それ以来起動していません。