Kanon / カノン

Kanon / カノン

『Kanon』(カノン)とは、1999年にKeyから発売された恋愛アドベンチャーゲーム。感動的なストーリーを特徴とした「泣きゲー」の代表格として名高く、小説、マンガ、アニメと様々なメディアミックスを果たしている。
高校生の相沢祐一は、7年ぶりに従姉妹の水瀬名雪が暮らす北国の街を訪れる。子供の頃は毎年のように遊びに来ていたこの街での記憶をなぜか忘れていた祐一は、月宮あゆを始めとする同年代の少女たちと出会い、やがて恋仲となっていく。そんな彼らを待ち受けていたのは、残酷な運命と天使が呼ぶ奇跡だった。

Kanon / カノンのレビュー・評価・感想

Kanon / カノン
10

アニメでの魅力とゲームでの魅力の2つを味わえる

Kanonは恋愛シミュレーションゲームで「泣きゲー」というジャンルの確立に一役買った作品です。
5人のヒロイン各々にストーリーが用意されています。皆それぞれ葛藤や悩みを持っていて、主人公はそれに協力をして共に乗り越えていくことで感動のエンディングを迎えます。
ゲーム版ではどのキャラクターも感動のエンディングを迎えますが、どこか物悲しさもあるエンディングのストーリーもあります。
エンディングを迎えた後の展開を自身で想像できる楽しさもあります。
一方アニメ版では最終話でハッピーエンドの光景を映像として見ることができます。
アニメ版のオリジナルであるため、ゲーム版を終えた人はもしかしたら想像と違うという点があるかもしれませんが、どこか物悲しく終わったキャラクターも幸せを迎えている光景はどこか安堵感を感じて涙を流すでしょう。
一人一人のキャラクターもしっかり確立されており、必ずお気に入りのキャラクターが出るはずです。
感情移入もしやすいので、「泣きたい!」と思ったときは是非この作品に触れてみてください。
ゲーム版の一人一人にしっかりフォーカスした濃密な時間を過ごすのも良いですし、アニメ版の皆がハッピーエンドで終える幸せを噛み締めるのも良いでしょう。
是非Kanonという素晴らしい作品に触れてみてください。