人狼 JIN-ROH(アニメ映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『人狼 JIN-ROH』とは、「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」の押井守が原作・脚本を担当し、「ももへの手紙」の沖浦啓之が監督した1999年制作の長編アニメ。治安部隊の青年が反政府ゲリラだった女性と出会い、愛と使命の狭間で苦悩する、人間ドラマに重点を置いた作品。実写とみまがう、きめ細かい演出と映像表現が光り、世界の国際映画祭でも注目を浴びたアニメーション。
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沖浦啓之(おきうら ひろゆき、1966年10月13日 - )は、大阪府交野市出身のアニメーション監督、アニメーター、キャラクターデザイナー。子供の頃からアニメーションに興味を持っており、1982年、高校を休学して16歳でアニメ制作会社アニメアールに入社する。1984年、『星銃士ビスマルク』で原画として初めてクレジットされ、作画監督も務めた。その後フリーになり、1992年、映画『走れメロス』で初のキャラクターデザインと作画監督・絵コンテを務める。
2000年、初監督作品である映画『人狼 JIN-ROH』が第5回アニメーション神戸・個人賞、第15回高崎映画祭若手監督グランプリ、第54回毎日映画コンクールアニメーション映画賞を受賞した。また、本作はポルト国際映画祭1999最優秀アニメーション賞・審査員特別大賞など、各国映画祭でも受賞している。
監督としての主な作品に、『人狼 JIN-ROH』、『ももへの手紙』など、キャラクターデザイン・作画監督としての作品に、『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』、『イノセンス』などがある。