引き込まれる世界観!
一言でいうと、映像美!な作品。
監督は『タイタニック』などの大ヒット作品を出したジェームス・キャメロン。
この作品は2009年に公開されたものだが、その当時に作られたものとは思えないほどの巧みな映像技術が使われていた。
植物をはじめとする自然がまるで人間のように動いているかのように描かれていること、動物たちの動きに全くの違和感が感じられないほどの映像である。
描かれている動物たちがとてもかわいらしいのも魅力的だ。夢の国にでも行ったような気分になる。
上映時間は3時間と少し長めに感じるかもしれないけれど開始すぐに物語の中に引き込まれていく。
最後の最後まで時計を気にすることがなく、とても面白い。終始ワクワクドキドキさせられ飽きることなく楽しめる。
舞台は22世紀の衛星パンドラ。
ここでは星全体のバランスがうまく保たれて、人間や人間が生み出した技術が悪となる。
現世界における問題を扱っていて、人間たちの愚かさや自然に対して人間が犯してきた過ちがどれほど大きいものなのかを私たちに訴えている作品である。
内容も2重3重してみないとわからないような複雑な作品ではなく、1回でストーリーが理解できるので見やすい。
見終わった後に疑問が残らずモヤモヤしない。