X-MENシリーズ

X-MENシリーズ

X-MENシリーズとは、アメリカのスーパーヒーロー映画シリーズ。マーベル・コミック刊行の人気アメリカン・コミック『X-メン』を基にしている。実写映画は2000年公開の『X-メン』を皮切りに続々とシリーズ化。人気キャラクターであるウルヴァリンや、デッドプールを主人公にしたスピンオフ作品も人気を博した。

X-MENシリーズのレビュー・評価・感想

X-MENシリーズ
8

社会問題を盛り込んだ唯一無二のヒーロー映画

アメリカンコミックの大人気シリーズ「X-MEN」の映画です。
突然変異によって超人的な能力を持って生まれてくる新人類=ミュータントの存在を巡って、人間とミュータントが共存出来る世の中を目指すミュータント集団「X-MEN」と、人間より優れた力を持つ我々こそが世界を支配するべきだと考えるマグニートーらとの闘いを描きます。

今や日本でも絶大な人気を博するアメコミ映画の代表的存在「MARVEL」。そんなアメコミ映画人気に火をつけた先駆け的作品であり「スパイダーマン」と共に間違いなく日本のアメコミ人気向上に一役買いました。
今作以降シリーズ化され旧3部作、新3部作、主役キャラの1人「ウルヴァリン」単独作品3作、同コミックの人気キャラ「デッドプール」作品2作が公開され、長い間愛され続けているシリーズです。
今作には他のヒーロー映画よりもたくさんの個性的な能力をもったキャラクターが登場します。超回復と鋭い爪をもつウルヴァリン、あらゆる人物の頭に入り込み操ることのできるプロフェッサーX、磁力を操りあらゆる金属を思いのままに出来るマグニートー、姿を変えるミスティーク。その他にもたくさんのミュータントがそれぞれの力を活かしたバトルを展開します。観終わったら絶対「こんなミュータントいたら面白そう」とか「こういう能力の使い方もあるよね」など妄想しちゃうはずです。
そして今作最大の見どころはその物語にあります。特殊な能力を持つミュータントですが、彼らは羨ましがられるどころか、差別され迫害を受けてしまいます。それにより生まれるのがマグニートーのような思想を持つミュータント達。これはそのまま我々の住む現実世界でも起きていることです。黒人差別や移民反対、自国第一主義など正に同じことだと思います。「X-MEN」は今こそ改めて注目されるべき作品かもしれません。白熱の能力バトル、そして考えさせられるストーリーが楽しめるおススメヒーロー映画です。