テイルズ オブ ベルセリア / Tales of Berseria

テイルズ オブ ベルセリア / Tales of Berseria

『テイルズ オブ ベルセリア』はバンダイナムコエンターテインメント発売のRPGであり、『テイルズ オブ』シリーズの第16作目のマザーシップタイトル。ジャンル名は「君が君らしく生きるためのRPG」。
マザーシップタイトル初の単独女性主人公が話題となった。
信頼していた義兄に目の前で弟を殺されたベルベッド。左手を業魔にされた彼女は世界を救う救世主となった義兄を殺す復讐の旅にでる。

テイルズ オブ ベルセリア / Tales of Berseriaのレビュー・評価・感想

テイルズ オブ ベルセリア / Tales of Berseria
8

悪役側の視点で進めていくストーリーが特徴的

テイルズシリーズでは珍しく、女性主人公が採用された作品であり、そこはまず大きなポイントです。
ただ、ストーリー的には全体的に暗めであり、ダークな雰囲気が存分に感じられる内容となっています。
特に主人公に関しては、当初は普通の優しい少女という状況だったものの、ある出来事がきっかけで見た目も性格も豹変し、残酷さが露呈するようになるのです。
主人公は基本的には復讐を名目とした冒険をしていくわけですが、客観的に見たら悪役サイドを描いた作品であり、悪役の事情が存分に感じられる中でストーリーが進行していきます。
また、主人公にとってみればパーティーメンバーは仲間といった存在ではなく、自分にとって都合のいい人たちと言え、あくまでも利用価値のある存在といった認識が当初は強く感じられます。
プレイヤー目線で言えば、彼らは平和な世の中を乱している存在と言えるものの、彼らがなぜそのような行為をするのか?その事情を詳しく理解でき、他のRPGでは味わえないような、新鮮な気分になることができます。
そして、戦闘面についてはいろいろな技を連続で出してつなげていくことができ、かなり爽快感を味わいやすいため、ここもポイントであると言えるでしょう。

テイルズ オブ ベルセリア / Tales of Berseria
7

RPGソフト感想

2016年にバンダイナムコより発売された人気RPG「テイルズ」シリーズのひとつで、前作「ゼスティリア」と世界観を共有する前日譚にあたる作品です。「ゼスティリア」で提示されていた幾つかの謎が、本作において明かされる事になりました。ストーリーとしては、義兄アルトリウスに弟を殺された主人公ベルベットの復讐の旅を描く、というものです。シリーズではあまりなかったピカレスクものとなっていて、ストーリーもそれを反映した陰鬱とした雰囲気を醸し出しているのも特徴です。しかしながらダークなストーリーの一方で、初心者でもプレイしやすい操作方法で遊びやすさもある作品でした。

テイルズ オブ ベルセリア / Tales of Berseria
9

ダークシナリオだけど引き込まれるベルセリアの魅力!

『テイルズ オブベル セリア』はバンダイナムコが2016年8月16日に発売したPlayStation3、PlayStation4用RPGの一つです。
テイルズシリーズにはそれぞれジャンル名があり、今回紹介するベルセリアのジャンル名は『君が君らしく生きるためのRPG』、
前作『テイルズ オブ ゼスティリア』の過去のストーリーを描いた作品となっておりますが、ゼスティリアが未プレイの方でも十分に楽しめると思います。

戦闘システムは数々のテイルズ作品の中でも最高クラスです。
ベルセリアの戦闘は移動方法がフリーランで、技は各ボタンごとに自分の好きな組合わせで設定することができます。
最も特徴的なのが『ブレイクソウル』というシステムでソウルゲージというのを使用した時、キャラクターごとに異なる効果が見られます。
他作品でいう秘奥義のようなものですが爽快感抜群のものがあったり、各キャラどれもかっこいいです。

シナリオに関しては、結構なダークです。
ベルセリアのパーティに含まれるキャラそれぞれ善人ではありません。
目的のためには手段を選ばないといった場面も数多くあります。
復讐をテーマにしているだけあって大勢の人が犠牲になるシーンも多々あります。
主人公側が世界にとって悪人という立場なのはテイルズシリーズでも異色でした。

ですが一人一人強い信念を持ち、自分の信じた道を突き進む様は誰が見てもかっこいいです。
キャラの葛藤や、成長、絆が存分に描かれています。
次はどうなってしまうのか、と次の展開が気になってしまい飽きることなくプレイできると思います。