悪役側の視点で進めていくストーリーが特徴的
テイルズシリーズでは珍しく、女性主人公が採用された作品であり、そこはまず大きなポイントです。
ただ、ストーリー的には全体的に暗めであり、ダークな雰囲気が存分に感じられる内容となっています。
特に主人公に関しては、当初は普通の優しい少女という状況だったものの、ある出来事がきっかけで見た目も性格も豹変し、残酷さが露呈するようになるのです。
主人公は基本的には復讐を名目とした冒険をしていくわけですが、客観的に見たら悪役サイドを描いた作品であり、悪役の事情が存分に感じられる中でストーリーが進行していきます。
また、主人公にとってみればパーティーメンバーは仲間といった存在ではなく、自分にとって都合のいい人たちと言え、あくまでも利用価値のある存在といった認識が当初は強く感じられます。
プレイヤー目線で言えば、彼らは平和な世の中を乱している存在と言えるものの、彼らがなぜそのような行為をするのか?その事情を詳しく理解でき、他のRPGでは味わえないような、新鮮な気分になることができます。
そして、戦闘面についてはいろいろな技を連続で出してつなげていくことができ、かなり爽快感を味わいやすいため、ここもポイントであると言えるでしょう。