電脳コイル / COIL A CIRCLE OF CHILDREN

電脳コイル / COIL A CIRCLE OF CHILDREN

『電脳コイル』とは、マッドハウス製作、磯光雄(原案・監督)のアニメ作品。
近未来という設定でありながら、昭和感漂う寂れた町並みや駄菓子屋などが懐かしい日本が舞台。
大黒市へ引っ越してきた主人公ヤサコと謎の少女イサコを中心に起こる事件・都市伝説・電脳世界の謎を追いながら、笑える日常劇から徐々にシリアスな展開へ続いていく。

電脳コイル / COIL A CIRCLE OF CHILDRENのレビュー・評価・感想

電脳コイル / COIL A CIRCLE OF CHILDREN
10

『電脳コイル』の正体とは!? SF系? 魅力を紹介!

『電脳コイル』というアニメを皆さんご存知ですか?

2007年にNHK教育テレビで放送されていた日本のテレビアニメです!
物語は2026年を舞台にし、「電脳メガネ」というメガネ型コンピューターが普及している電脳都市です。
小学6年生の主人公・ヤサコ(優子)が、転校先で電脳世界に関わる事件にたびたび巻き込まれますが、友達のイサコ(勇子)や妹の京子、犬のデンスケと共に、葛藤しながらも解決し、成長していきます。
評価は4.2と高く、皆さんが引き込まれるアニメで、考察も今なお続いているほどの人気アニメです。
NHK教育テレビで放送していたとは思えないほどの、"世界観"や"葛藤"などがとても深く描かれていて、大人ですら考えさせられます。

皆さんも、子ども時代にNHK教育テレビをよく見ていたと思います。
その中でも、異色を放っていた『電動コイル』は、「本当に子供向けなのか?」と、疑問に思う人も多いです。
トラウマシーンとして、「あっちのミチコさん」や「黒い訪問者」や「サッチー」などの所謂"敵キャラ"の闇が挙げられます。
このアニメ自体の色彩が淡い感じも相まって大人でも、頭がゾワっとするような感覚に陥ります。
1回見ると、また何回も繰り返し見たくなるような中毒性があり、2026年を舞台にしているのに古びた外観なので懐かしさを感じます。
『電脳コイル』は少年少女たちが織りなす、SF作品となっているので老若男女問わず皆さんに見ていただけるアニメなので、見たことのない方は一度"電脳世界"に足を踏み入れてください。

電脳コイル / COIL A CIRCLE OF CHILDREN
10

久しぶりに見直すとやっぱり名作だった!

私が初めて電脳コイルを観たのは小学生の頃です。
その頃の記憶で面白かったという印象はあったのですが、アマゾンプライムで配信されているのを見つけてもう一度見直すことにしました。

舞台は近未来、電脳メガネというどこからでもネットに接続できるというグッズが子どもたちの間で大流行しています。現代で言うスマホのようなものでしょうか。
現実の世界とヴァーチャルの世界の療法で楽しく遊んでいる子どもたちの間には、様々な不気味な都市伝説が囁かれています。
技術の改新の変わり目における独特のバグが引き起こす様々な事件が、彼らの日常を狂わせ始めます。
まず、物語に出てくる主人公や主な登場人物のほとんどが小学生です。
大人になってからこのアニメを見ると、小学生独特の「夏期講習にいかなきゃ!」「お年玉2年分の損失」というセリフのひとつひとつにくすりとしてしまいます。
可愛らしい絵柄と、日常的なシーンの多さにほっこりする物語かと思いきや、ところどころにミステリアスなエピソードも組み込まれており見ごたえがあります。
物語のポイントは現実でもヴァーチャルでもなく主人公の夢の中にあります。
最終回は号泣必死です。2週、3週と見れば見るほどに新しい事実や設定が見つかり、何度でも楽しめる作品です。