うどんの国の金色毛鞠 / Poco's Udon World

うどんの国の金色毛鞠 / Poco's Udon World

『うどんの国の金色毛鞠』とは、“うどん県”とも呼ばれる香川県を舞台にした、ハートフルファンタジー。2016年10月にアニメ化された。
原作は篠丸のどかによって2012年から連載されている同名のコミック作品。
父親の死をきっかけに故郷に帰った宗太は、実家のうどん屋で釡の中で眠りこける子どもを見つける。
一見ふつうの人間の子どものように見えるが、実はその子は人間の姿に化けたタヌキだった!?

うどんの国の金色毛鞠 / Poco's Udon Worldのレビュー・評価・感想

うどんの国の金色毛鞠 / Poco's Udon World
9

心温まる物語、ラストは涙腺崩壊

東京から地元香川に帰ったウェブデザイナーの宗太が出会った小さな子供。その子はなんと狸だった!そんな二人が狸であることを隠しながらも暮らしていく物語。
狸のポコは幼稚園児くらいの男の子に化けていますが、気を抜くと耳やしっぽが出てしまいます。ポコは宗太と耳やしっぽを出さない約束をするのですが、ハラハラします。必死に約束を守ろうとするポコ、何とか対策をと宗太がフードを作ってあげたり、絶対にバレないで!と、思わず願ってしまいます。
宗太とボコの一緒に生活しながら共に成長していく過程は、とてもあったかい気持ちにさせてくれます。宗太の姉や幼馴染、元同僚や地元の人達など、沢山のキャラクターが登場するのですが、ポコとの交流により変化していきます。ポコはいつの間にか宗太だけではなく、みんなの心にも影響を与える存在となっていくのです。
宗太は保育園にポコを入園させたり、このままポコとの暮らしを続ける覚悟を決めていくのですが、化け狸の伝説を知り少しずつ不安になります。そして恐れていたことが、ポコが化け狸だとバレてしまうのです。何故ポコは宗太の前に現れたのか、化け狸とは何なのか、このまま宗太とポコは一緒に暮らせるのか、ラストは涙腺が崩壊します。