プリパラ

プリパラ

『プリパラ』は2014年7月から稼働した、タカラトミーアーツとシンソフィア開発のトレーディングカードアーケードゲームである。『プリティーシリーズ』の第2作目にあたる。稼働時期は2014年7月から2018年4月まで、2019年10月から2022年2月まで。2017年4月にはリニューアルされ、『アイドルタイムプリパラ』のタイトルで2018年4月まで稼働した。また2019年10月から2022年2月までは『プリパラ オールアイドルシリーズ』の名称で再登場した。またニンテンドー3DSやNintendo Switchといった家庭用ゲーム機向けの作品も発売されている。
本作はカメラで撮影したプレイヤーの顔写真入りカードが作成できるゲームであり、リニューアルされるたびに機能の充実が図られている。
2014年7月5日から2017年3月28日にかけては『プリパラ』のアニメが放送された。アニメシリーズは『アイドルタイムプリパラ』、『アイドルランドプリパラ』と続き、『劇場版プリパラ み〜んなあつまれ!プリズム☆ツアーズ』などの劇場版アニメも複数制作された。

プリパラのレビュー・評価・感想

プリパラ
9

プリパラを知る者、すべからくアイドルの資格あり!

女の子なら一度は憧れるアイドル。
どこからか送られる、プリチケと呼ばれる入場チケットを使ってプリズムストーンショップの入場口からプリパラチェンジした女の子たちは自分の理想のアイドルに変身し夢の場所・プリパラタウンで素敵なコーデを試したり、美味しいスイーツを食べたり、そしてアイドルとしてライブを行いたくさんのいいね!を貰う事でアイドルランクを上げてプリパラアイドルの最高位、「神アイドル」を目指します。
普段は引っ込み思案な小学五年生、真中らぁらの元に届いたプリチケが引き合わせた、みれぃ&そふぃ。
そして同じプリパラアイドルのシオン、ドロシー、レオナのライバルチームとの切磋琢磨と日常のドタバタ。
果たしてらぁらは神アイドルになれるのでしょうか?
毎回繰り広げられるプリパラライブは美麗なCGによって描かれモーションキャプチャーを用いたダンスは新曲ごとに進化。
ソロ、デュオを経て三人チームのそれぞれ異なる動きをきちんと描いており、また曲の途中に入る衣装カラーの変化(コーデチェンジ)は年々派手やかに変わり視聴者の目を奪います。
また複数のチームがいいねを競い合いグランプリを取る事で得られる特別なコーデには秘めた力があり、物語終盤で大きな鍵として使われることも。
第二シーズンではらぁらたちは進級して新たなプリパラアイドルを迎えます。
悪魔と天使のコンビアイドル・アロマゲドン、南欧パルプスの少女ふわり、そしてアイドルの本場プリパリでトップアイドルとして君臨し俳優としても活躍するひびき。
強烈な個性の美術教師・あじみ。
らぁらたちのグループであるソラミスマイルとシオン・ドロシー・レオナのドレッシング=パフェはこの新たなライバルとの対決に打ち勝つことが出来るのでしょうか。
更に第三シーズンでは突然らぁらの元に空から降ってきた謎の赤ん坊・ジュルルのお世話とプリパラアイドルの二足のわらじで大忙し。
ライブではいいねが最高潮に達するとステージが上昇し女神のステージへ。
そこでもらえる特別なコーデとは?はたして女神ジュリィとジュルルの関係とは?
生活の全て、ケンカや仲直りから学校生活までプリパラライブへのきっかけであり問題の解決だったりするプリパラ。見たくなりませんか?

プリパラ
10

プリパラは好きぷり?じゃあ大丈夫ぷり!

「プリパラ」は2014年から2017年まで東京テレビ系列にて放送されていた、いわゆる女児向けアニメです。
しかし内容は女児アニメらしいコミカルなギャグパートからバスタオル必須な涙腺が崩壊する程感動するシリアスパートまで幅広く、観ていて飽きる事がないです。
ギャグパートは意味が分かれば更に楽しめるパロディーも多くありました。もちろん子ども達も楽しめる内容になっておりファン層は広く、親子でも楽しめる作品と感じます。アニメーションのイラストもとても可愛く、キャラクターも個性的で魅了的な子が多く、それぞれがアイドルを目指している事もありどの子も応援したくなります。ライブパートは3D映像ながらとても鮮やかで動きも細かく、何度でも観ていたい程釘付けになりますし、どの楽曲もふとした時に口ずさみたくなるような素晴らしい曲ばかりです。ライブの衣装も可愛らしい物からエレガント、スポーティー、様々な物があり衣装を見るのも楽しみの一つで、デザインの作り込みがよく出来ていると感じています。演出もキャラクターやユニットの個性を引き出したとっても素晴らしい作品で観ていて幸せを感じます。
好きなものを純粋に好きと思う気持ちがあればどんなことにも立ち向かえる、そんな気持ちに気付かせてくれる素敵な作品です。

プリパラ
9

登場する女の子は、みんなアイドル?

「み〜んなトモダチ!!み〜んなアイドル!!」というキャッチコピーの通り、登場する女の子たちはプリパラという特別な空間でアイドルになることができます。
ある程度の年齢になった女の子のもとにプリチケが届き、それを持ってプリパラに行けばあなたも今日からアイドル!といった設定。
この設定だけで楽しいものがありますが、プリパラの中では、プリパラの外と同じ外見の人もいれば内と外で外見がガラッと変わる人もいて、更に楽しめます。
主人公の真中らぁらはプリパラ内では髪が長くなり、身長が伸びます。
特に変化が大きいのは、学校ではシンプルにまとめた清潔感ある髪型で、メガネをかけた見た目も中身も真面目な委員長の南みれぃ。プリパラ内での姿は金髪お団子ショートに変わり、アイドルのキャラ作りとして語尾に「ぷり」をつけるなど、知っている人にも気づかれないほどの別人になります。
プリパラの利用者も観客もアイドルも、その多くが女の子であり原則として男の子はプリパラに入れないのですが、例外としてシステムを管理する赤井めが兄ぃと、他の子と同様に女の子アイドルのように活動する男の子レオナがいます。
姉のドロシーとレオナは見た目がそっくりですが髪の色が違い、性別も違うので一卵性双生児なのかどうかは謎です。姉であるドロシーは勝気で、レオナは一歩引いて大人しく優しい印象ながらも、ドロシーが危ない時には即座に庇うなど男らしい面を併せ持っています。
校長先生がプリパラを禁止したり、ライブメンバーが集まらなかったり、ライバルが現れたりと、個性豊かな女の子たちのドタバタアイドルコメディは賑やかで、見ていて楽しいアニメです。

プリパラ
8

毎週が神回!全てはライブの為に!

テレビ東京系のアニメ「プリパラ」は、ゲームセンター等で未就学児を中心に大人気のカードゲームを原作にした女の子の成長を描いた作品です。
主人公の小学六年生・真中らぁらは、そこに行けば誰もがアイドルになれる「プリズムストーン」で先にアイドルデビューしていた女の子・みれぃと出会いペアを組みます。二人はやがて憧れのクールアイドル・そふぃとも仲良くなり、自分のチケットであるトモチケを交換。アイドルトリオ・「ソラミスマイル」としてデビューしライブで参加者の「いいね!」をたくさん貰うことでアイドルのランクを上げていきます。その中でライバルチーム「ドレッシングパフェ」や「アルマゲドン」「トリコロール」たちと競い合い、最高ランクである「神アイドル」を目指して日々プリズムストーンに通います。当初らぁらが通うパプリカ学園ではプリパラが禁止されていたり、新曲のライブで行うパフォーマンスで意見が合わなかったりと一筋縄では行きません。それでも毎回お話の最後には誰かしらのライブが行われだいたい丸く収まります。そう、まさに全てはライブの為に何かが起こると言っても良いでしょう。その中でも最もお話が動いたのはプリパラのシステムを司る女神・ジュリイの登場ではないでしょうか。ジュリイは双子の妹である次期女神・ジャニスにプリパラとアイドル、アイドルに憧れる女の子を直に見てその尊さ、健気さやひたむきさを感じて欲しいがためにらぁら達の現実世界に赤ちゃん・ジュルルとして現れ、アイドルに厳しく規律や誠実さを求めるジャニスの考えを改めてもらうべくらぁらたちを神アイドルに導こうとします。しかしジャニスも「ちり」という子を自分の理想的なアイドルにすべく奮闘。そこにらぁらの妹・のん、野性的なペッパーらとチーム「ノンシュガー」を結成。神アイドルを決めるグランプリを競う間にジャニスがジュリイの真意に気づき純粋にノンシュガーを応援します。数ある候補から勝ち上がったソラミスマイル。遂に神アイドルに…と、思いきや最後の難関はジュリイとジャニスのペアとの対決。素晴らしい両者のライブはソラミスマイルの勝利で幕を閉じたと思った直後、ジュリイはシステムのバグとして消去の危機に。思わず手を伸ばすジャニスも囚われプリパラは崩壊寸前。そこでらぁらの取った行動は…無論、ライブ!そして全ては無事丸く収まります。そこには有無を言わせぬ感動があるのです。