行け!稲中卓球部 / Ping-Pong Club

行け!稲中卓球部 / Ping-Pong Club

『行け!稲中卓球部』とは、日本の漫画作品である。作者は古谷実。ギャグ漫画であり、青年漫画でもある。1993年から1996年の間、『週刊ヤングマガジン』で連載された。古谷は中学時代、卓球部に所属しており、その経験が作品に活かされ、卓球用語やルールなどが登場している。
舞台となっているのは、稲豊市にある稲豊中学校。男子卓球部は、前野、井沢、田中、田辺、竹田、木之下の6人。部員数は少ないが実力はあり、卓球大会で優勝したことがあるくらい強い。個性あふれるキャラとギャグが人気となり、2010年には累計発行部数が2500万部を突破した。
1995年にはテレビアニメ化された。また、2005年にはゲーム化され、作中に登場するキャラたちと対戦するという内容であった。2013年にはソーシャルゲームにもなっている。さらに、2008年にはパチンコにもなっており、パチンコ台『CR行け!稲中卓球部』が全国のパチンコ店に設置された。

行け!稲中卓球部 / Ping-Pong Clubのレビュー・評価・感想

行け!稲中卓球部 / Ping-Pong Club
8

今まで見たギャグマンガで一番面白かった

古谷実先生の作品で、ヤングマガジンに掲載されたギャグマンガです。舞台は中学校ですが、主な登場人物は前野、井沢、田中であり、後は卓球部に関わる面々(主に竹田、木下、田辺)ですが、とにかくその前述三人が面白いです。ちょっと下品さや下ネタもありますが、大人になって読むと痛快な面白さです。
一応中学生なので、中学生らしい所もありますし、学園生活を楽しんでいる様子もありますが、全体的にかなりぶっ飛んでます。中でも印象的だったのは、部員の田辺(外国人のハーフでワキガが凄い)の陰口を部員が喋ったら、その喋った部員一人一人に復讐するという回が面白かったです。前野も陰口をしたので当然復讐の対象になりましたが、本人は田辺を返り討ちにすると意気込んでいましたが、あっさりやられ、そのやられ方が見事すぎて爆笑しました。
また、中学生の限界を越えたような様々な作戦を、前野と井沢が繰り広げ、自分のエロの欲求を満たす回も多々ありますがその回も面白いです。そして、最終回では初めて卓球部にみんなかにゅうぶしたことについて描かれますが、前野と井沢に関しては、そもそも何で卓球部にはいったかもよく解りませんし、解らないまま物語は終わります。