松本大洋

松本大洋

松本大洋(まつもとたいよう)は1967年10月25日生まれ、東京都出身の男性漫画家。代表作に『鉄コン筋クリート』、『ピンポン』などがあり、主にスポーツや闘いを題材に男の持つ美学や世界観を独特のタッチで描いている。
松本は高校2年生の時に大友克洋の『童夢』を呼んで衝撃を受け、18歳で初めて漫画を描いた。1987年に『それゆけファウルズ』が『モーニング パーティ増刊』に掲載されたほか、『STRAIGHT』が『月刊アフタヌーン』増刊号に掲載され漫画家デビューを果たす。特に『STRAIGHT』は四季賞準入選を受賞している。
初期の頃は『モーニング』で作品を発表していたが、高い評価は得られなかった。その後小学館から声がかかり、『ビッグコミックスピリッツ』にて作品を発表するようになる。すると1990年には『ZERO』、1991年には『花男』、1993年には『鉄コン筋クリート』、1997年には『ピンポン』と、次々とヒット作を生み出していく。
『鉄コン筋クリート』終了後は劇団黒テントからの依頼で上演用の作品『花』を描いた。2000年には戯曲『メザスヒカリノサキニアルモノ若しくはパラダイス』を提供し、2001年の岸田國士戯曲賞候補に選ばれた。

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