絵が綺麗。ストーリーや世界観が魅力的。
ダークファンタジー要素がある漫画作品で、1期、2期とアニメ化もしています。
悪性兵器を使い世界終焉への計画を進める敵と、その兵器を破壊できる力を持った主人公の戦いの物語です。
仮想19世紀末のヨーロッパが舞台となっており、世界観が素敵な作品です。
とにかく絵が綺麗なところが特に好きです。作者さんが人の身体をよく理解していて、登場人物の描き方が美しいです。
構図やそのほか建物などの作画もとてもきれいで、独特な描写や細かい絵に引き込まれます。
キャラクターも一人一人個性があって魅力的です。
また、主人公や仲間はもちろん、敵キャラクターの心情や思いも詳細に描かれており、作者さんが登場する人達全員を愛情込めて描いていることが伝わってきます。
登場人物が皆悲しい過去を持っているのですが、ひとつひとつのストーリー展開や設定も丁寧に作られているため、読んでいて心を動かされる場面がたくさんあります。
物語はシリアスが多めで、人の罪や怒り、憎しみについて特に考えさせられるなと感じます。
連載のスピードはゆっくりなのですが、未だ回収されていない伏線や今後の展開が期待できるので、待つ価値はあるなと思います。