ハリー・ポッターと炎のゴブレット / Harry Potter and the Goblet of Fire

ハリー・ポッターと炎のゴブレット / Harry Potter and the Goblet of Fire

『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』とは、イギリスを舞台に魔法使いの少年・ハリーが闇の魔法使い・ヴォルデモートと立ち向かうファンタジー映画。四年生となったハリーたち。ハリーは何者かの陰謀により、トライ・ウィザード・トーナメントに参加することとなる。待ち受ける過酷な課題を乗り越えていくハリー。そんな彼の前で因縁の敵、ヴォルデモートがついに復活する。肉体を持ったヴォルデモートと初めて戦うことになったハリー。その強大な力に圧倒される。
J・K・ローリングの小説が原作のシリーズ第四弾。

ハリー・ポッターと炎のゴブレット / Harry Potter and the Goblet of Fireのレビュー・評価・感想

ハリー・ポッターと炎のゴブレット / Harry Potter and the Goblet of Fire
10

魔法だけじゃない!恋に友情にダンスパーティー…青春がつまったハリポタ4作目

『炎のゴブレット』は『ハリポタ』シリーズ4作目、ハリーたちが4年生の頃のお話です。
ハリーたちの通うお馴染み「ホグワーツ」に加えて他2つの魔法学校の生徒が登場し、「三大魔法学校対抗試合」が久しぶりに開催されます。過去に死者も出た過酷な対抗試合は無事に最後まで開催されるのか!?ハラハラドキドキの物語が展開していきます。

魔法界を知り初めて友を得た1作目、宿敵の記憶との戦いを通して成長した2作目、亡き両親の仇を追い真実を知る3作目。1~3作目で自分自身の基盤を築いたと言えるハリー。そんなハリーが友とのすれ違い・初恋・ハイレベルな対抗試合を経験するのが、この4作目『炎のゴブレット』です。

みどころは
・ドラゴンも登場する迫力ある魔法試合
・キラキラのダンスパーティー
・ハリーたちの友情&恋愛模様
です!

大迫力の魔法試合は映画ならではのスケールで描かれています。小説で読んだ方も映像で改めてみる価値がある動きになっていると思います。
ダンスパーティーシーンはキラキラに飾られた広間とドレスアップした登場人物たちの姿に目を奪われること間違いなし!
そんな迫力あるシーンや華やかなシーンの合間に、ハリー達の心情も描かれています。コンプレックスが爆発してしまい、親友ハリーに嫉妬してしまうロン。素直になれない強がりなハーマイオニー。対抗試合に翻弄されながらも初恋に揺れるハリー。ハリー達の青春時代のはじまりがこの作品に詰まっています。

シリーズ4作目ではありますが
・ハリー、ハーマイオニー、ロンの顔と名前
・ハリーの宿敵「ヴォルデモート」が復活を目論んでいること
だけ頭に入れておけば、はじめて見る方でも十分に楽しめるエンタメ要素が詰まった作品です!

幼かったハリーたちの成長が感じられる素敵な物語となっています!

ハリー・ポッターと炎のゴブレット / Harry Potter and the Goblet of Fire
3

原作を読んでいないとわからないかも、でも、原作を読んでいると不満が残る

私は原作を読んでいます。その視点でのレビューです。バックビークを救うために奔走するシーンが描かれていない、クィディッチファイナルがなく、試合シーンはスリザリンと戦ってハリーが落ちる試合だけ、ファイアボルトが出てきたのは最後にちょこっと、ハーマイオニーとロンの仲違いが描かれていない、ハリーたちが襲撃されハリーの両親が死んだ時の真相がかなりはしょられて説明されている点が不満です。
キャラクターの細かい心情など、映像と台詞だけでは表現できないこと、時間の問題などがあるのはわかるのですが、ハリーの両親の死の真相くらいきちっと語ってほしかったです。原作を読んでいない人にはわからないと思います。あと、映像でクイディッチに優勝して「私達が優勝よ!!」を見れなかったのも不満です。
よかったのは、ディメンターの不気味さがとても伝わってきました。全体的に、ディメンターのせいか暗い雰囲気ですし、映像も暗いです。小さい子が見るには、ディメンターがかなり怖いので辞めたほうがいいと思います。原作を読んでいない人が見て、原作で細かいことを理解する見方が1番いいのかなと思いました。原作を読んでいる人は、もはや別物と思った方がいいかもしれません。