メイちゃんの執事 / メイ執

メイちゃんの執事 / メイ執

『メイちゃんの執事』とは、少女漫画雑誌『マーガレット』にて2006年から長期連載された宮城理子による漫画であり、ドラマ化や舞台化、さらにゲーム化もされた大人気作品である。また、2013年より続編やスピンオフが3作品連載された。単行本累計発行部数は750万部を突破し、幅広い世代から支持されている。物語の主人公・東雲メイは両親の死をきっかけに突然大富豪の後継者となり、淑女教育を受けるためにお嬢様学校に入学する。そこで新しい学園生活を執事と送りつつ友情を育んだり、恋をしながら成長していく学園物語だ。

メイちゃんの執事 / メイ執のレビュー・評価・感想

メイちゃんの執事 / メイ執
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メイちゃんは理人と剣人のどちらを選ぶ?メイが進むお嬢様の道「メイちゃんの執事DX」

この作品は、メイちゃんの執事の続編です。執事柴田理人に出会ったメイと、最強、最高の淑女詩織とバトルを広げるルチア編、メイの婿を決める婿編に大きく分かれています。
ルチア編では、詩織と戦いながら、仲よくなったクラスメイトとの絆を深めていきました。
婿編では婿を選びながら、お金持ちの世界のお嬢様として生きていく覚悟が徐々にできていきました。
ルチア編の友人華山リカ関連のエピソード、婿編の理人と剣人どちらを選ぶのか、続編のこの作品は大きなたくさんの決断をくだしていきます。
自分の意見を通さず、周囲の意見を聞いてから発言した前作のリカは、敵の詩織と同じような境遇のお嬢様のため、意見が対立したメイとぶつかり合いました。
周囲に振り回されない続編のリカが、自分で道を決めるところが、1つの見所です。
「メイちゃんの執事」を通してずっと描かれていた大きなテーマ、大富豪にとってとても大切な婿選びは、前作では結局選ばず終了しました。
理人と剣人どちらも大切なうえ大好きで、メイは1人に決められませんでした。嫌気が差していたほかのお嬢様がいた中、お嬢様のメイが将来の恋の関係性をどう決断したのか、フィナーレにふさわしいラストを見逃さないでほしいです。