マクロスF / マクロスフロンティア / マクロスFRONTIER / Macross Frontier

マクロスF / マクロスフロンティア / マクロスFRONTIER / Macross Frontier

『マクロスF』とは、日本のアニメシリーズで、2008年から2009年にかけて放送された。『マクロス』シリーズの一編であり、メカニック、アクション、音楽、ロマンスなどの要素を組み合わせた作品である。
物語は、宇宙を舞台にしたSFの世界を描いている。主人公は早乙女アルトという青年で、彼は宇宙船「マクロス・フロンティア」でパイロットの訓練を受けながら、歌手シェリル・ノームとランカ・リーと出会う。これらのキャラクターは音楽と戦闘の両面で活躍し、異星人の脅威に立ち向かいながら成長していく姿が描かれる。
音楽も作品の重要な要素であり、シェリルとランカが歌う楽曲が作品の舞台やキャラクターの感情と結びついている。また、歌と音楽が物語の進行に影響を与えるという要素も特徴的である。作曲は主に菅野ようこが担当した。
本作品は、メカデザインやアクションシーン、音楽、キャラクターの魅力などが高く評価され、ファンに支持される作品となった。シリーズの伝統を受け継ぎつつも、新たな要素を取り入れたことで、多くの人々に楽しまれている。

マクロスF / マクロスフロンティア / マクロスFRONTIER / Macross Frontierのレビュー・評価・感想

マクロスF / マクロスフロンティア / マクロスFRONTIER / Macross Frontier
10

音楽とロボットと美少女と

音楽、ロボットによる戦闘、美少女と男性の好きなものを詰め込んだようなアニメです!
私自身マクロスシリーズが初めての視聴だったので最初は「フォールド」「デカルチャー」といった用語に目をぱちくりさせていましたが「考えるな 感じろ」の精神で乗り切りました!
主人公のアルトは歌舞伎の名門で料理上手なパイロットというハイスペックぶりですが、アルトの影が薄く感じるほどヒロインが魅力的すぎます。
「銀河の妖精」と呼ばれる歌姫の「シェリル」
シェリルに憧れ歌手を目指していく「ランカ」
「妖精」の呼び名の通り美しく、大人の雰囲気を持つシェリルと元気いっぱいのランカ。
二人のヒロインにより主人公の影が薄くなるアニメはなかなか見ませんよね(笑)
また、ロボットに乗り謎の地球外生物「バジュラ」等と戦うシーンも目が離せません。

最後にこの作品の魅力をより大きくしているのが「音楽」です。
物語の雰囲気と曲調もあっており、「宇宙」をテーマにした壮大な曲から落ち着いた雰囲気の曲までどんな曲が好きな人でも楽しめます。
戦闘中等にシェリルとランカの歌が流れますが「真空のダイアモンドクレバス」「ノーザンクロス」「アイモ」等、
物語の重要なシーンで流れる曲は覚えて歌いたくなることは間違いないはず。

ロボットアニメや音楽が好きな人は必見です!

マクロスF / マクロスフロンティア / マクロスFRONTIER / Macross Frontier
6

良い作品です。

初見時の私は、例えるなら「古今和歌集」を読んでいない人がいきなり「新古今和歌集」を読んでしまい、頭の中がチンプンカンプンになって、どう評価していいのか分からない状態に近かったといえます。つまり本作は、その第1話から終盤の決着のつけ方まで、あるいは主要キャラの配置やメカの設定まで、『初代マクロス』を様々な形で「本家どり」しています。その「本家」の方をきちんと見ていないとそうした様々なシーンや、主要キャラの行動パターンでさえも、いかにも“ワザとらしい・不自然な”モノにしか思えなくて、私のような一部の視聴者には本作の全編に溢れるそうしたサービスが、却って意味不明で不必要、場合によっては不愉快なものにすら感じられてしまう作品ではないでしょうか?
このTVシリーズの方は、後半のシナリオが若干甘いと思う(※とくに、後半になって急に存在が大きくなるグレースとブレアのキャラが何だかブレていて、いまいちシックリ来ない点)。その後制作された劇場版2本では、この欠点は見事に解消されており、とくに劇場版後編(サヨナラノツバサ)は、TVシリーズとはひと味もふた味も違ったドラマチックな展開で、私の個人評価もかなり高くなりました。