龍神の最愛婚 ～捨てられた姫巫女の幸福な嫁入り～

『龍神の最愛婚 ～捨てられた姫巫女の幸福な嫁入り～』とは、一迅社『comic LAKE』連載、宮之みやこ原作、アンティーク作画の少女漫画。浄化の力を代々受け継ぐ巫女の家系に生まれた姫巫女、久々宇結月（くぐうゆづき）を主人公とした作品である。結月は、背中に龍の形をしたあざがあることから、家族から不吉とされ、存在しない家の影として、家族にも妹にも虐げられていた。その上、姫巫女である妹の美月（みづき）の力を見せつける影武者として、光の当たらない存在、人々の尊敬を集める道具としてこきつかわれていたのだった。しかし、自由もない暗い日々の中、昔から夢に見る不思議な声の主、龍神・瀬雄津蒼玉主（せおつそうぎょくぬし）が結月の前に現れ、結月を救い出す。青年の姿をした龍神・瀬雄津蒼玉主は、神々しく美しい姿で、結月を花嫁にするというのだった。そして、結月は恐れることなく、妹の嫉妬や妨害をはねのけ、本当の姫巫女として幸せをつかんでいく。