【アーサー】と【ジョーカー】
IMAXで鑑賞。前作のジョーカーを期待していると人によっては、ちょっと退屈に感じてしまうかもしれない。ホワキン・フェニックスが演じるジョーカーの世界感は前作同様に残されているが、狂気的なジョーカーというよりはアーサー自身にフォーカスした作品になっている。映像はオシャレだしミュージカル仕立てになっていて私的にはとても好きな作品だった。作品名が「ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ」より、「アーサー」と題するとフィット感があるのかもしれない。今作はミュージカル的な要素はあるけどララランドほどでなく感じたし、やはりレディーガガの生歌が素晴らしかった。突然唄いだすこともそれほど無かった印象だったので置いてきぼりになっているような違和感はなかった。ホアキンの歌唱も個性的でセクシーだった。ホアキンの演技はもちろん最高だったし、そしてなによりレディーガガ演じるハーレイ・クインが覚醒するシーンが一番印象的だった。ネタバレになるかもしれないが、作品のラストはダンザーインザダークに通じるところがあり衝撃を受けた。今作が続編にして完結編と言われているが、個人的にはジョーカーの更なる続編は無くて良いと思う。IMAXでの鑑賞を是非オススメしたい。