きせかえユカちゃん

きせかえユカちゃん

『きせかえユカちゃん』は、東村アキコによる日本の漫画作品。集英社の『Cookie』の2000年8月号に掲載された同作者の読切『きせかえサマー』が原型で、2001年1月号から連載が開始された。ジャンルとしてはコメディ作品だが、美大出身の作者のファッションセンスが随所に感じられる内容となっている。
小学生の湯川ユカ(ゆかわ ユカ)は、小学生とは思えぬ長身と、小学生とは思えぬ純粋さを持つアホの子である。おしゃれ好きの彼女は、周囲を巻き込みながら今日も珍事件を起こしていく。

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きせかえユカちゃんのレビュー・評価・感想

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きせかえユカちゃん
8

東村アキコ先生デビュー作

オシャレ大好きな小学生ユカちゃんとその家族や友人、大人達を巻き込んだラブコメディ。「海月姫」「タラレバ娘」で有名な東村アキコ先生のデビュー作です。
身長163cm、顔良し、スタイル良しなモデル並みに可愛いユカちゃんは、中身も実年齢も小学6年生。純粋すぎて少しおバカなユカちゃんですが、その外見と中身のギャップの虜になること間違いなしです!美大出身の東村アキコ先生らしい、個性的で可愛いファッションも見どころ。
主人公のユカちゃんを筆頭に登場人物は個性的でぶっ飛んだキャラばかり。デビュー作らしいフレッシュさと、当時バイトを掛け持ちしながら徹夜で書いたというテンションの高さは多分東村アキコ作品の中で1番ぶっ飛んでるんじゃないかと私は思っています。
しかしぶっ飛んだギャグだけでなく大人達の複雑な恋愛模様もあり、笑い有り涙有りな作品。子供の純粋さに叶うものはないと改めて考えさせられます。
単行本の合間の短編も本編のギャグとは打って変わって情緒的でとても素敵です。東村アキコ作品が好きな人にはぜひおすすめの作品です!
しかし最後の方は出版社と揉めたらしく強制終了感があって少し残念。一応完結というわけではないそうですが、おそらく続編が描かれることはないと思います。