何も考えず楽しく見れた映画
同名漫画をもとにした、基本コメディ全開の面白い映画でした。設定はよくあるものだと思います。もともと不良高校だったのに、学校を囲むように女子高が4校も立て続けに建てられたという面白設定。ご都合主義全開なんですが、不思議と嫌味な感じがなくて逆に振り切ってていいんじゃないかと思いました。
不良高校から進学コースが新設されてAからGまでクラス分け、おまけにGクラスに入ったら上のクラスには這い上がれないという悲しい所なんですが、Gのクラスの生徒たちは、個性豊かなキャラクターばかりで、ここも見所かなと思いました。
俳優さんの演技は上手いと思いますが、全然高校生に見えないのはご愛敬(笑)。担任役で吉岡里帆さんが登場するんですが、これがまた凄い振り切った演技でした。何となくですが演技ではなく素の部分も少し感じられて「吉岡さんってもしかしたら、こういう一面も持ってたりして」なんて思ってしまいました。でも、とにかく最高でした。後から知ったことですが、吉岡さんの担任の場面は話題になってたみたいですね。新たな一面が見れて嬉しかったです。
ストーリー的には、転校生として入学→彼女ゲットの為に成り上がりを決意→色々あるけど喧嘩で解決(強い)→少年院からボスが出所→気になっている女の子を救出するみたいな王道な感じですが、疲れた時に肩の力を抜いて見られる良作だと思います。