SFやディストピア好きで知らない人はいない漫画!少し切なくも感じる陸上自衛隊特殊部隊の女子高生が描くストーリー
『コッペリオン』は、井上智徳によるSF・ディストピア漫画で、2008年から2016年にかけて『週刊ヤングマガジン』および『月刊ヤングマガジン』で連載されました。
物語は、遺伝子操作によって放射能に耐性を持つように作られた3人の女子高生が、放射能汚染で無人となった東京で生存者を救出するために派遣されるという設定です。
舞台は2036年、東京はお台場の原子力発電所のメルトダウンにより放射能汚染が広がり、無人の廃墟と化しています。主人公の成瀬荊(なるせ いばら)、深作葵(ふかさく あおい)、野村タエ子(のむら たえこ)の3人は陸上自衛隊の特殊部隊「コッペリオン」として、汚染された東京で生存者を捜索し救出する任務を担っています。
物語は、放射能汚染という重いテーマを扱いながらも、キャラクターたちの友情や成長・そして人間の強さと弱さを描いています。特に、成瀬荊のリーダーシップや、深作葵の心優しさ、野村タエ子の勇敢さが物語を引き立てています。また、放射能汚染のリアルな描写や、廃墟となった東京の風景が、読者に強い印象を与えます。
女子高生ならではの感情移入や、もし自分がそうだったらという憑依体験にもにたフィードバックが、貴方を物語の中に引き込むことは間違いないでしょう。
やらねばならない、自分にしかできない事に直面した時、崩れるか、達成できるか、放棄するのか。
情緒と葛藤が織りなす世界観には息を飲みます。