なな色マジック

『なな色マジック』とは、あさぎり夕による少女漫画。講談社にて発行された月刊誌『なかよし』で、1986年5月号から1988年8月号まで連載された。
活発な明るい少女、斉藤菜々子が主人公。菜々子には芸能人として活躍する姉友理がおり、天真爛漫な姉に菜々子はコンプレックスを抱いている。
中学2年の新学期、人気者の小林一樹にひょんなことからスカートをのぞかれ大激怒!そこから一樹と犬猿の仲になるものの一樹の明るくまっすぐな性格もあってなぜか仲良しになる。しかし一樹はコンプレックスを抱く姉の大ファンであった。
一人の少女を取り巻く「明るい男子」「和風男子」「危ない男子」と「ダンス」や「音楽」など憧れポイントが沢山あり、胸キュンや刹那が詰まった作品である。
あさぎり夕の出世作で、少女漫画でありながら艶やかで繊細でありながら元気いっぱいのイラストと大胆なストーリー展開は当時の少女を虜にした。
特に主人公が色々な男子に囲まれ、翻弄されつつも悲しい出来事を乗り越えつつ大人になっていく姿は少女たちの憧れであった。