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大地震が起きた世の中の実態を描いている
東京で大きな地震が起こるという非日常的な場面に遭遇した主人公たちが、そのような事態でどのように生きるか?を描いた作品です。
この漫画ではリアリティを追及しているため、過去に日本で発生した大地震の状況をもとにしており、中には残酷な一面も含まれています。
多くの人たちはこの作品の中で描かれている状況について、ほとんど想像したことがないと思いますが、実際に過去に起きていると考えた方がいいでしょう。
また、今後同じような規模の災害が発生したときには、同様の状況がどこかで起きるかもしれないという想定でいた方がいいです。
本作を読んでいると、このような災害は多くの人たちの人間性を変えてしまう面があり、まるで別人と言える行動をとる人たちもいます。
さらにはパニック状態に陥っている人たちをターゲットにして、カルト団体に誘い込む人たちも出てくるのです。
つまり、災害それ自体の被害とは別に、このような事態を利用する人たちがいることで被害に遭う人たちもいるという事実を知ることができるでしょう。
漫画として面白いというよりは今後のために役立つ、タメになるという言い方ができ、平穏な状況を満喫できている間に読んでおいた方がいいかもしれないです。