仮面ライダーガッチャード ザ・フューチャー・デイブレイク

仮面ライダーガッチャード ザ・フューチャー・デイブレイク

『仮面ライダーガッチャード ザ・フューチャー・デイブレイク』とは、2024年7月26日に公開された日本の映画。特撮テレビドラマ「仮面ライダー」シリーズの『仮面ライダーガッチャード』初の単独映画作品である。テレビシリーズでメイン監督を務めた田崎竜太が監督、メインライターの1人・長谷川圭一が脚本を担当した。テレビシリーズ第16話から第18話まで仮面ライダーガッチャードデイブレイクの声を演じたDAIGOが顔出しで出演し、異なる運命を辿った2人の宝太郎による壮大なストーリーが描かれている。

仮面ライダーガッチャード ザ・フューチャー・デイブレイクのレビュー・評価・感想

仮面ライダーガッチャード ザ・フューチャー・デイブレイク
9

本編を視聴している方は必見!ライダー映画トップクラスの出来栄え

まず結論から言うと、「デイブレイクがかっこいい」、その一言につきます。

映画の予告から、「これ、映画中に泣く子供がでてくるのでは」と思わせるような、鬱々しい雰囲気が漂っていましたが、蓋を開けると決してそんなことはなく、20年後の世界観がきちんと描かれています。全体を通して重たい雰囲気でしたが、最後まで視聴すればライダーらしい希望が持てる終わり方になっていました。

デイブレイクは本編16話から登場。声優がDAIGOさんとウルトラマン等の特撮経験者という事もあり、本編視聴時も安心感が個人的にありました。
映画では、本編16話が物語の分岐点になるようなことが示唆されています。そのため、ストーリーの補填になるため、本編視聴をしている方は必ず見る事をオススメします。

ただ、残念ポイントと上げるのであれば、とにかく尺が足りません。60分の尺の中では、デイブレイクや他キャラクターの掘り下げが不十分だと感じてしまう部分が多々ありました。
例えば、映画内でキャラクターが亡くなった事を示唆する描写がありますが、どのような形で亡くなったのか。キャラクターの一部が姿そのまま、別人格の敵として登場するのですが、どのようにして再利用したのかなど。
細かい描写があれば、個人的にはもっと良かったと感じました。

ただし、全体を通せば、歴代ライダー映画の中でもトップクラスの出来栄えなので、この映画を見てほしいです。