ヘルハウンド

ヘルハウンド

『ヘルハウンド』とは、皆川亮二の漫画作品。講談社の『月刊アフタヌーン』にて、2022年8月号より連載している。舞台は巨大人型兵器バトルウォーカーが闊歩し、戦場が日常となっている世界。 傭兵組織「地獄の番犬」の一員となったショウは、戦闘犬兵器・ヘルハウンドに追われて「巨大な蓮の花」に飛び込み、異世界である日本へとやってくる。ショウとヘル達は元の世界へ戻る為、一時的に共闘する。迫力満点のアクションシーンから目が離せない、アクション活劇である。

ヘルハウンドのレビュー・評価・感想

ヘルハウンド
9

【ネタバレ】ヘルハウンドの感想

最強の犬が敵なのかと思ったら相棒だった!
始まりは、戦場の異世界からきた主人公が、この世界の人間と協力しあって、戦い、元の世界に戻るために謎を解いていく感じのお話。
元々、作者の皆川亮二さんの漫画が大好きで全部読んでいるので、その流れで読み始めましたが、やっぱりバトルシーンや独自の世界観がたまらないですね。敵のヒューマノイドの腕の擬態が若干「ARMS」を彷彿させるけど。

主人公が元々いた世界にはケータイとかSNSとかないので、この世界とのギャップに常識も含めて振り回されている姿が笑えるし、主人公と自信満々の犬との掛け合いが、おもろかわいい。

バトルシーンでは、主人公がこの世界の人間をさくっと倒す喧嘩のシーンはかっこいいし、異世界出身同士の激しい戦いと、この世界の人間の喧嘩(強いんだけど異世界から比べたら弱い)の対比もいいです。
主人公に協力してくれるこの世界の人間のがんばりも、謎を解くにあたって重要で、知識面で協力してくれる大学の学生たちのオタクな反応がウケる。武力系で協力してくれている子たちは、あんな化け物相手に戦う訳だけど、この先ついていけるのかな?

スタートから展開が早くてテンポがいいけど、謎が多すぎて先が気になる。
完結していないので、最新巻が出るのが楽しみです。