6
アクションシーンが秀逸な近未来型忍者アニメ
掟の厳しい「忍」である主人公はその掟を破り、「ぬけ忍」となって子供と共に家族で郊外にひっそりと暮らしていました。
ところが代替わりした「忍」の組織は、掟を破った「ぬけ忍」を次々探し出して殺していきます。結局、主人公の家族も見つかってしまい妻と子供を殺され、その組織に復讐するところから本格的に物語りが始まります。
主人公はクールかつハードボイルド感が満載で強い設定となってますが、圧倒的ではなく程よいバランスです。世界感としては近代的な社会に「忍」が存在しているという設定で、ダークな雰囲気が漂う感じです。
忍というと時代劇のイメージがありますが、この作品はロボットのような見た目のハイテクな戦闘スーツをきて戦いますので、そのイメージだと少し違和感を感じるかもしれません。
物語りとしてはよくある復讐劇ですが、周りの人たちと協力して四苦八苦しながらもひとつひとつ目的を達成していくのは、見ていて気持ちよかったです。
それからアクションシーンが秀逸で手に汗握るシーンが見ごたえがあります。物語りの前半では生身の人間によるパルクールや忍者的な動きのスピード感あふれる暗殺系のアクションで、後半になると戦闘スーツを来て爆弾等を使った近代的かつ大規模な戦闘に変わっていくのも面白いです。
技も多彩なので見飽きないですし敵も強力なので程よい緊張感を持ちながら見ることができました。
主人公は最後に自分の目的を果たすことができるのか、どうぞ1度ご覧になってみてください。