追放されたチート付与魔術師は気ままなセカンドライフを謳歌する。

追放されたチート付与魔術師は気ままなセカンドライフを謳歌する。のレビュー・評価・感想

追放されたチート付与魔術師は気ままなセカンドライフを謳歌する。
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剣と魔法、そして科学が両立する世界。大手冒険者ギルド、「王獣の牙」に所属する少年魔術師レイン。
彼は装備品を強化する能力を持ち、ギルドメンバーを陰から支えていた。しかしそのあまりに地味な能力と絶妙にウザい性格のせいで、ギルドメンバーから疎まれノリと勢いで追放されてしまう。

ギルドには強力な装備が揃っているから強化魔法は不要。そう思われたが、実はレインは師匠譲りの超強大な“強化ポイント”を持っていた。
強化魔法が剥がされたことにより、「王獣の牙」は予想を超えて戦力が落ちてしまう。慌ててレインを連れ戻そうとする「王獣の牙」だったが、彼は新たに居場所を見つけていた。
彼はエルシーという女性が立ち上げた「青の水晶」こと“挫折した冒険者が立ち直るためのギルド”に所属してセカンドライフを謳歌していたのだった。

訳ありの冒険者たちが集まり、「青の水晶」は仲間を増やしていく。
だがその過程で1人の少女を救ったことにより、「青の水晶」は「暗殺の母」と呼ばれる恐ろしい中年女性から恨みを買ってしまう。
また、レインがきっかけで瓦解した「王獣の牙」では、副ギルドマスター・グレンダを慕う者たちが独立し、「半グレ」と呼ばれる新たな組織を築いていた。

「青の水晶」を逆恨みする勢力から逃げる中で、レインがとある強化魔法を使ったことにより状況は一変する。
レインの強化魔法には本人も知らないうちに「世界の法則を覆すような特別な力」が備わっていた。
その能力を巡り、「暗殺の母」、「半グレ」、果ては国王軍までが血で血を洗う戦いを開始する。