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若い世代の気持ちに寄り添った等身大の歌を歌うフォークデュオユニット
「さくらしめじ」は、芸能事務所「スターダストプロモーション」に所属する新人・若手男性俳優・タレントで構成されたアーティスト集団、演劇集団「恵比寿学園男子部」(えびすがくえんだんしぶ)、通称「EBIDAN」から出ているグループの1つ。
がくとひょうがの音楽性の違う2人が奏でる、若い世代の気持ちに寄り添った等身大の歌が特徴のフォークデュオユニットです。
2人は小学6年生から活動しており、年齢とともに大きく成長して、今では立派なアーティストになっています。その中でぼくが好きな歌は、『風色のメロディー』です。
『風色のメロディー』は大人と子供の狭間にある思春期の若者の複雑な心境を歌っています。自分らしさと大人になることの間で、「大人になるとはどういうことなのだろう」という率直な気持ちを、アコースティックの柔らかい音色とともに2人の暖かい歌声が包みこむとても優しい歌になっています。
ぼく自身もこの歌を繰り返し聞いていますが、1人の大人の立場から聞いても、色々な発見がある歌になっています。このようにさくらしめじが扱うテーマは、若い世代に向けたものであると同時に、普遍的なテーマでもあります。
たぶんぼくが思うに、さくらしめじの歌い上げる世界は、今のこの現代社会に生きる大人たちが心のどこかで求めている物なのかもしれません。ぼくはさくらしめじの歌を聴いていて、それを感じました。
ですのでこれからも、さくらしめじの世界に浸っていきたいです。そしていつの日か、さくらしめじの世界が現実のものになってほしいという強い想いを込めて、文章を締めくくりたいと思います。