綿の国星

綿の国星

『綿の国星』とは、大島弓子による日本の漫画作品である。1978年から1987年にかけ、白泉社の『LaLa』で不定期連載された。1979年度の第3回講談社漫画賞少女部門受賞作であり、大島弓子の代表作となっている。文庫版は全4巻、花とゆめコミックス版は全7巻である。1984年には、これを原作としたアニメーション映画作品も作られた。元々、第1話は本来読み切り短編として描かれた作品だったが、好評を博したため連載されることになった。
擬人化された雌の子猫、チビ猫を主人公とした作品となっている。チビ猫は、自分を人間だと思っているため、白いエプロンドレスを着て、髪の間から猫耳をのぞかせ、スカートからしっぽを垂らした少女の姿で描かれている。このチビ猫のキャラクターは「猫耳美少女」の元祖とも呼ばれた。
アニメーション映画は、1984年2月11日に劇場公開された。監督は辻伸一、企画・製作は虫プロダクションである。主題歌『綿の国星のテーマ』はリチャード・クレイダーマンが担当した。