秘密の森の、その向こう

『秘密の森の、その向こう』とは、2021年フランスで製作された映画である。日本では、2022年に公開された。『燃ゆる女の肖像』のセリーヌ・シアマが監督・脚本を手がけた。
映画には、映画初出演のジョセフィーヌ&ガブリエル・サンス姉妹がネリーとマリオンを演じ、また、『女の一生』のニナ・ミュリスや『サガン -悲しみよ こんにちは-』のマルゴ・アバスカルなどが共演している。作品は、2021年に第71回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門に出品された。
物語の主人公は少女ネリーである。彼女が亡くなった祖母の家に訪れるところから物語は始まる。その近くの森で母と同じ名前の少女マリオンと出会う。この出会いが別れを内包し、喪失の悲しみと共に進んでいく様子を描いている。童話のような不思議な雰囲気の作りとなっている。
監督は、宮崎駿監督の『となりのトトロ』や『思い出のマーニー』に影響を受けたと言っており、日本ではフランス版『思い出のマーニー』と話題になった。
- 総合評価-点
- 関連記事数0記事
- レビュー数0レビュー