境界線上のホライゾン

境界線上のホライゾンのレビュー・評価・感想

境界線上のホライゾン
10

露出は多いがためになりすぎる

この『境界線上のホライゾン』という作品は日本史及び世界史がテーマの作品であり、原作は完結している。しかしその文章量は膨大で、界隈では「鈍器」と呼ばれるほどの厚みがある。
話を簡単に言えば、死後感情を武器の材料にされてしまったホライゾン・アリアダストの、感情をもとにされて作られた大罪武装を回収するというものである。アニメでは、その大罪武装は2つ回収できている。

元々の原作がライトノベルで、その中でも露出が激しめの部類の作品であるため、人によっては忌避感を覚えてしまうかもしれない。しかし絵自体はとてもよく、キャラクターも没個性のキャラが1人も存在していない。
日本史や世界史をテーマにしてあり、歴史を再現し天上に再び上るために歴史上の人物を有名無名問わず襲名という形で再現し、歴史上にあったもの(例えばアルマダ海戦)をできうる限り再現するというのがこの世界の基本である。

ファンタジーっぽさも兼ね備えており、人間だけでなく一般的なエルフのような姿をした長寿族やスライム、自動人形なんかも存在している。このアニメを見たら、だれか1人は必ず推しができるだろうと自信をもって勧められるほどのキャラクターの多さ、および多種多様さがこの作品の売りである。