恋物語 / Koimonogatari

恋物語 / Koimonogatari

『恋物語』は2011年12月21日に発売された西尾維新による青春怪異小説。『〈物語〉シリーズ』の第9弾にして、セカンドシーズンの最終巻にあたる作品。イラストはVOFANが担当している。
収録されているエピソードは「ひたぎエンド」。『囮物語』の「なでこメドゥーサ」で蛇神となった主人公・阿良々木暦(あららぎこよみ)の後輩である千石撫子(せんごくなでこ)の恋の物語に終止符が打たれる。語り部はヒロイン・戦場ヶ原ひたぎ(せんじょうがはらひたぎ)の敵役である詐欺師の貝木泥舟(かいきでいしゅう)が務める。戦場ヶ原が貝木に千石を騙してほしいと依頼するところから物語が始まるのだ。なお貝木は自ら信頼できない語り手であると宣言しており、本作の内容が虚実入り乱れたものであることが仄めかされている。
2013年には『〈物語〉シリーズ』のセカンドシーズンのうちの1つとして、アニメが放送された。ひたぎエンドのエピソードは第21話から第26話まで。放送開始日には読売新聞に書き下ろし短編の「ひたぎサラマンダー」が掲載された。

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