オレだけはマトモくん

オレだけはマトモくんのレビュー・評価・感想

オレだけはマトモくん
10

疲れている時に読むべき!ノンストップ口角崩壊ギャグマンガの第1巻

『オレだけはマトモくん』は、『コロコロコミック』で連載されているギャグマンガです。主人公の小学生のマトモくんはボケまくり町に住んでいて、町の名前から察する通り、マトモくん以外の全てがボケています。ボケるのは人間だけに限らず、ボケまくり町では万物が自我を持っています。空に浮かぶ七個の太陽も、マトモくんが通う小学校の校舎も、教室に生える桜の木も喋ってボケます。
ボケる側のキャラクターの言動に論理的意味合いを求めずに楽しむタイプのマンガです。「いや、そうはならんやろ」と、読者の口からツッコミが湧きだして、マトモくんと一緒にツッコミたくなるほどに、ボケる側のキャラクターたちがノンストップで振る舞っています。特にマトモくんの担任の先生と校長先生は、トップクラスの自由人。読者は、誰かがボケてマトモくんが突っ込む、このボケとツッコミの繰り返しをただただ楽しむだけで良いのです。
とにかく笑いが連発で噴出されているので、単行本を1冊読み終えるころには口角の筋肉を酷使して、口周りがしばらくの間は、ピクピクと痺れていることでしょう。『オレだけはマトモ』くんは、日常生活で上手くいかないことが多くて、気分転換したいけど難しい話は読みたくないという人にオススメ出来る作品です。