ヒッチハイク(映画)

ヒッチハイク(映画)のレビュー・評価・感想

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ヒッチハイク(映画)
6

本当のヒッチハイクは怖い

「ジャパニーズホラー」の新しい形として出てきた映画ではあります。
以前から『リング』や『呪怨』等有名な作品は沢山ありますが、こちらはどちらかというとB級テイストが満載のホラーで、主に都市伝説等をモチーフにした分かりやすい映画だと思います。なので小学生から大人まで楽しめるのではないでしょうか。

映画も少予算で作られている為キャストを抑えていますので、有名な俳優さん等はあまり出てきません。強いて言うならば川崎真世さんくらいかと思います。

メインストーリーはまさしくタイトルにある様ヒッチハイクではありますが、車が見つかって乗せて貰って良かったと思っていたら、そこからとんでもない事が次から次へと起こります。
これは”現実”なのか”夢”なのか。実際にその場所、場面に遭遇するとかなり怖くて、恐ろしいという言葉が当てはまります。
幽霊や妖怪と違い、いかに人間が怖いのかが理解できます。この映画を見ると安易にキャンプやヒッチハイク、1人旅は怖くなるかもしれませんので、気を付けて行動するべきだと思うはずです。
フィクションの映画であっても実際このような事件も多くあるので、ノンフィクションだと思ってみると怖さも倍増するかもしれません。
「こんな話ない」と思っていても、実際に映画を見終わって「こんな話はある」と考えてしまう、そんな映画です。

ヒッチハイク(映画)
5

新しいジャパニーズホラー

簡単に説明すると山へハイキングの途中に遭遇する怖い体験という内容の映画です。タイトル通り「ヒッチハイク」ですので、タイトルをみると大体想像が付く内容ですね

これまでのジャパニーズホラーとは違い、都市伝説にあるような、どちらかというとSNSで話題になるような題材が映画としても選ばれているかもしれません。
内容としてはありきたりでどんでん返しのような物はありませんが、続々とくる心理的に追い詰められる恐怖は少し堪能できたのではないかと思います。

映画も終盤に掛けて面白くなっていきます。実際にこの話は映画の中でも「真実」なのか「夢」なのか「想像」なのか?となります。
色々な意味で最後まで見ると面白い部分もありますので、あまり肩肘張らずにちょっと時間があればご覧下さい。

この映画を見た後で、元祖ジャパニーズホラーといわれる『リング』と見比べると、評価に値しない部分も正直あります。全体的に少しパンチが弱くなってしまった点は否めないところでしょうか?もう少しストーリを考えるとさらに良い結果に繋がったのではないかと思います。
低予算になりますのでそこまでの作り込みが出来なかったのが現状なのかもしれません。

特に有名な俳優さんや女優さんも出演していませんが、一部のマニア、ファンにはたまらない作品になっているかもしれませんね。