細菌少女

細菌少女のレビュー・評価・感想

細菌少女
9

かなりグロいがホラー好きにはたまらない

タイトルの通りかなりグロくて残酷なストーリーである。作中ではただ人間が死ぬだけではなく、腸や脳が飛び出て死んでいく。
普通のホラー漫画ならだれかに刺されて目が血だらけとか全身血まみれとかが多いが、この漫画は人が死ぬシーンが特にグロい。キスをすることで死ぬというところも他とは違った殺され方だと思う。なので、グロい死体とかが好きな人にはとてもおすすめである。

東京から越してきた主人公が、村の学校生活になじむことができないというところから物語が始まる。なんにも知らない村の子供たちがかわいそうでならない。手や体をを石鹸で洗ってはいけない、怪我をして出血したら舐めて治す、毎日カルシウムと称される謎の薬を飲み続ける、小学校を卒業したら外の中学に入学するなど。異常なほど転校していく子供が多いが、子供たちの親は全員とある研究所勤めであり、普通に考えたらあまりにも常識外れすぎる生活だが、親に「これはあたりまえのことだ」と言われ続けてきたため、何も違和感を覚えずに子供たちはそれをし続ける。もはや洗脳である。
この異常な習慣の目的を知ったら驚愕するだろう。主人公たちが異常すぎる村の大人たちに立ち向かえるのかが、とても気になる。