Motion City Soundtrack / モーション・シティ・サウンドトラック

Motion City Soundtrack / モーション・シティ・サウンドトラックのレビュー・評価・感想

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Motion City Soundtrack / モーション・シティ・サウンドトラック
10

00's EMOの立役者、Motion City Soundtrackって青春だったよな

逆毛がトレードマークのジャスティン・ピエール(Vo/Gt)とジョシュア・ケイン(Gt)を中心に、97年に米ミネソタ州ミネアポリスで結成。
バンド名はジャスティンが当時、映画学科で学んでいたことに由来する。

2枚のEPを自主制作した後、02年に現在の編成となりエピタフ・レコードと契約。
翌年、ゲット・アップ・キッズ作品で知られるプロテューサー、エド・ローズと制作した「アイ・アム・ザ・ムービー」でデビューを果たす。
当時のエピタフはまだオフスプリングやペニーワイズを輩出した名門パンク・レーベルというイメージが強く、シンセサイザーなどを用いたポップ・パンク/パワー・ポップ・アクトの彼らは異色の存在として注目された。

04年にはブリンク182の前座として初来日。「コミット・ディス・トゥ・メモリー」で全米チャート 72位に食い込み、音楽ファンからの認知を得ていった。ジャスティンの人懐っこいキャラやジェシィ・ジョンソン(Key)の砂天荒なステージ・パフォーマンスもあって、日本でもファンを獲得。3作目「イヴン・イフ・イット・キルズ・ミー」をリリースした07年はフジロックのメイン・ステージに出演。ビート・クルセイダーズとカーテルを従えた08年の日本ツアーは全公演完売となった。ジャスティンは大の日本贔屓で、プライベートで数週間日本に滞在したこともあり、それは09年作「マイ・ダイナソー・ライフ」の歌詞にも反映されている。