ねこねこ日本史 / ねこにほ

ねこねこ日本史 / ねこにほ

『ねこねこ日本史』とは、漫画家のそにしけんじが、日本の歴史を描いた学習4コマ漫画、および漫画を原作としたアニメ作品。小さな子供でも楽しめる歴史学習漫画を作りたいと考えた作者が、日本の歴史上の登場人物を全て猫にして描いた作品。内容はゆるくてかわいいのだが、意外と史実に添っているところもあり勉強にもなる。小中学生を中心として爆発的な人気を博しており、キャラクターグッズや関連本の販売、アニメ化に映画化など幅広い展開をみせている。

ねこねこ日本史 / ねこにほのレビュー・評価・感想

ねこねこ日本史 / ねこにほ
9

かわいい猫たちが繰り広げる、笑って覚えちゃう日本史マンガ!

とにかく、猫のキャラクターがとっても可愛らしい。
猫たちは、日本の歴史を彩った名武将をはじめとする偉人達の恰好をして登場する。ちょんまげをつけた一重瞼の織田信長猫に、勾玉をぶら下げてキラキラした大きい目の卑弥呼猫、兜を被ったペットみたいに愛くるしい源義経。みな1度は教科書で見た事のある、有名猫が勢ぞろいなのだ。
「日本史なんか、嫌いだった!」という人も、いざページをめくると、ただ“可愛い”“面白い”“なんかほっこりする”と、ついついに引き込まれてしまうだろう。漫画はすべて4コマ漫画なので、読みたいところまで読める気軽さも、この漫画の魅力の1つ。
もちろん、まだ歴史に出会っていない、小さい子供達にもうってつけ。勉強させられるのではなく、楽しんでいたら勉強できてしまう絶好のチャンスなのだ。
単行本の間には“ためになる(かもしれない)かいせつ”と銘打って、詳しい歴史人物紹介のページまで織り交ぜられている。さらに少し本のサイズが大きく、全ページふりがな付きの“ジュニア版”まで発売されているのだ。
アニメ化もされていており、グッズ展開や、キャラクター図鑑のような物まで発売される人気ぶり。歴史が好きな人も、そうじゃない人も、可愛い猫武将たちに出会えるチャンスである。