今日も明日も負け犬。

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学生限定のキャスト・スタッフにより作られた、自身の起立性調節障害の経験を女子高生監督が映画化!

ある日突然朝起きれず、学校にも行けず、夜中は眠れなくなったた女子中学生。さぼっているわけではない。起立性調節障害なってしまったのだ。世間的には知られてないこの病気を本人が高校生になってから、仲間と本にして出版し、さらにメンバーを募って映画化した。
自主上映会で見たのだか、遠くからも観客が集まった。その理由がわかる映画だった。
本人の苦しみ、気になる仲間の存在、高校進学、体調の変化などを赤裸々に子高生役者が熱演。自暴自棄になる主人公に胸が苦しくなるシーンもあるが、もっともっとたくさんの人に見てほしい映画である。日本にはたくさんの子供たちがこの病気で苦しんでいるけれども、理解が進んでいるは思えない。
なかなか学校に行けない子もいるし、学校でもサボっていると思われてしまう。そんな状況を打破するためにこの映画は作られたのだ。
この映画の主人公は自分の夢のために病気を少しずつ改善しながら、夢を叶えていった。私は彼女たちのようなチャレンジを応援したいと思った 。自主映画会だけではなく普通の映画館でも上映してほしいと願う。是非皆さんにも見てほしい。そしてこれからもこのような映画がたくさん出てくることを祈る。