聖闘士星矢 The Beginning

聖闘士星矢 The Beginningのレビュー・評価・感想

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聖闘士星矢 The Beginning
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実写版ドラゴンボールの悲劇を繰り返すな!!!!

結論を記載すると、実写版ドラゴンボールである『DRAGONBALL EVOLUTION』の悲劇を繰り返した作品です。黒歴史化してなかったことにしましょう。
一言でまとめると、「聖闘士星矢の良いところを軒並みそぎ落としてできた金をかけた駄作」になります。
聖闘士星矢そのものはギリシャ神話をモチーフにした王道のバトル漫画であり、直撃世代の人たちはいろいろと影響を受けた神作品の1つ。その聖闘士星矢をハリウッドで実写映画化された作品が今作です。
未だにファンがいる作品であり、上映を心待ちにしていた人もたくさんいたはず。近い将来「そういえばそんなのあったっけ?」と言われる作品とも言えるでしょう。

劇場で見る価値はないとも言われてしまう作品ですが、具体的に駄目な点は以下の通りです。
・主人公チームがほとんど消滅していないのはどうなのか
・制作費6000万ドルと言われているが、それを感じさせない低予算作品に見えるのはまずい
・映像がとにかく退屈
・台詞は多いけど頭に入ってこない
・カメラワークがよろしくない
・聖域がないのはファンからは許されない
・ハリウッド映画に悪い意味で感じさせない
・クロスのデザインは賛否両論あるけどまだマシ、好きな人もいると思う
・昔のジャンプ漫画の鉄板だった努力・友情・勝利が詰まっている原作なのに、それらの要素が一切ないのはNG
・星矢そのもののキャラ変によってクールになっているのは聖闘士星矢好きには受け入れられない
・まともなバトルシーンが少なすぎる

参考にしてください。