Dr. MARIO / ドクターマリオ

Dr. MARIO / ドクターマリオのレビュー・評価・感想

Dr. MARIO / ドクターマリオ
7

シンプルだが思考力が必要

任天堂の数あるマリオゲームの中の、ヒット商品の1つといっても過言ではない。内容的には『テトリス』とほぼ同じだが、マリオという人気キャラクターがゲームへの好奇心をかき立てる。
ドクターに扮したマリオが容器に薬を投げ込むので、プレイヤーがその薬の色や向きをリモコンで操作して、容器の中のウイルスと連結させてウイルスを消していくというシンプルなゲームである。
レベル調節機能があるので、ハイレベルを目指してプレイするのも良し、対戦機能で他のプレイヤーと戦うのも良しだ。

ハイレベルになるとマリオが薬を投げ込むスピードがはやくなり、焦燥感がでてくるので、ついつい声がでてしまう。容器の上まで薬がたまってくると追い詰められている感でいっぱいになる。
リモコン操作のテクニックも必要だが、いわゆるパズル的思考が必要となってくるので、ゲームを楽しみながら思考力が鍛えられる。年配者にとっては認知機能の訓練にも一役買うだろう。

対戦ゲームは盛り上がって楽しさが増すが、自分と相手とのレベル差によりすぐゲームが終わってしまう可能性もある。強敵相手には個人プレイ機能で密かに練習してレベルアップしておき、いつの日にか相手を打ち負かすのも醍醐味と言えよう。