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ディズニー映画「魔法にかけられて」の15年後の世界
2007年に公開されたディズニー映画「魔法にかけられて」の続編として制作された本作は、主人公のジゼルや相手役のロバートなど、メインキャストが続投する形で話題になった。
ストーリーは前作の15年後の世界で、ジゼルが新たな環境を求めて郊外に引っ越すところから始まる。
ジゼルは前作と同じく、花畑のような服を着て突然歌い出すなど、おとぎの世界の住人としての資質をしっかりと持ったまま。
そこにティーンエイジャーとなったモーガンが反抗的な態度を取り、家族としてうまくいかないモヤモヤをどうにかしようと動くジゼルだが、空回りばかり。
モーガンからしたら住み慣れたニューヨークから急に郊外にへ引っ越すことになり、新たな環境に身を置かなければならないストレスは凄まじいものだろう。
そして、ジゼルとロバートには新しく娘が生まれ、モーガンは妹に対しての気持ちも複雑なものがあった。
真のアンダレーシア(おとぎの世界)の娘と呼ばれ、アンダレーシアの王と王妃から願いが叶う杖をお祝いにもらう妹を見て、モーガンは自分は偽物の娘と皮肉を言っている。
モーガンは自分がジゼルの本当の娘ではないことをどこか寂しく感じていたのだろう。
その後、ジゼルのせいで町中がおとぎの世界のようになってしまい、ジゼル自身もいじわるな継母になっていってしまうのだが、それを救う鍵となるのがモーガンであった。
「魔法にかけられて2」はジゼルが主人公のようで、実はモーガンが主人公として世界を救うお話なのである。
ジゼルとモーガンが本当の親子になるシーンや様々な歌のシーンがあり、ディズニー映画が好きな人やファンタジー映画が好きな人にはおすすめの映画である。