スーパーマリオブラザーズ ワンダー

スーパーマリオブラザーズ ワンダー

『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』とは、2023年10月に任天堂の代表作『マリオシリーズ』の1つとして発売された家庭用ゲーム機「Nintendo Switch」対応ソフト。Wiiや3DSにおいては、同シリーズソフトが3Dアクションで発売されたこともあったが、今作では従来の2次元スクロール型の仕様に戻り、DSにおける同シリーズソフトと類似する構成となっている。本作では、クッパに支配されてしまったフラワー王国を舞台に、王国の平和を取り戻すため、マリオ達が冒険を繰り広げる。

スーパーマリオブラザーズ ワンダーのレビュー・評価・感想

スーパーマリオブラザーズ ワンダー
7

全世代対応型のマリオ

ゲームに参加したメンバーは甥っ子(1歳)、甥っ子(4歳)、私・夫・姉・義兄(30代)、両親(60代)。入れ替わりで、4名でプレイするスタイル。ルールや操作方法がいまいち分からなくても、メインプレイヤーがある程度引っ張っていくことでステージは先に進んでいく。そのため小さな子どもからお年寄りまで、“一緒にゲームをやっている感”を味わうことのできるなんとも不思議なゲームだ。皆でやるゲームとしてだけでなく、真剣にステージを進めていきたいプレイヤーにとっても、言い方は悪いが他プレイヤーの存在が邪魔にならないため、アイテムを取ったりと、しっかりとゲームとして進めていくことができる。
帰省が終わり家に戻ったあとに早速自分でもゲームを購入。夫と一緒にステージを進めていったが、ワンダーを見つけながら進めていける面白さがある。中には、何度チャレンジしてもクリアできないステージもあり、楽しさだけでなく程よい難易度を兼ね備えているのである。
総じて、ゲームが好きで1人で黙々とクリアしていきたい人にとっても、普段ゲームをやらない人にとってもハードル低く楽しめるマリオであり、全世代の方々におすすめしたいゲームである。

スーパーマリオブラザーズ ワンダー
8

ゲーム初心者や子供でも遊べる

『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』は、土管がグネグネ動いたり、突然パックンフラワーが歌い出したりと、従来のマリオにはなかった仕掛けがたくさんあります。
そんな仕掛けだらけのワンダーをゲーム初心者や子供がプレイするのは難しそうに思えますが、ちゃんとビギナーでも楽しめる工夫がされています。
例えば敵に当たっても不死身です。穴などに落ちたらミスになってしまいますが、キャラクターの中の「ヨッシー」や「トッテン」を選ぶと、どれだけ敵にぶつかってもなんとノーダメージ。ちょっとぐらい難しいステージでもクリアできちゃいます。
またアイテムの「バッジ」を付ければ、キャラクターの能力がアップしてさらに簡単に。スタートからスーパーキノコ状態でプレイできる「自動スーパーキノコ」バッジや、穴に落ちても自動でジャンプして地面に戻してくれる「復帰ジャンプ」バッジなど、役立つバッジがあります。これを組み合わせれば、アクションが苦手なゲーム初心者や子供でも楽しく遊べます。これまでのマリオシリーズにあった制限時間が撤廃されているので、タイムアップによるミスもなくなりました。
ちなみに、ワンダーには激ムズのスペシャルステージが用意されています。ストーリーのコースをクリアした人も手こずる難しさなので、ゲームマニアも満足できると思います。