リビングの松永さん

リビングの松永さんのレビュー・評価・感想

リビングの松永さん
10

胸キュン!

主人公の女子高生ミーコは、両親が祖母の介護をすることになったため、1人東京に残って叔父が経営しているシェアハウスで生活をすることになりました。
最初は大人ばかり住んでいる環境に戸惑いながらも、他の仲間に支えられながら、徐々に打ち解けていきます。そこに暮らすシェアハウスの住人の1人、グラフィックデザイナーの松永さんと出会うミーコ。出会いの第一印象は「怖い人」。一見近寄りがたい人でしたが、後に松永さんの優しさに惹かれて、恋に落ちていきます。

この作品の見どころは、なんといっても、王道の王子様ではないところが魅力の1つだと思います。松永さんは、「口うるさい」「おせっかい」なタイプ…。実際にいたら、第一印象からして怖くて近寄れないタイプだなと感じると思います。だけど不器用な優しさが、次第に愛おしく感じてきます。
またシェアハウスといえば住人の入れ替えで、出会いあり、別れありのシーンがあります。個性豊かな仲間だけど、お互いに、困難をシェアして支えあう姿も見どころです。

また髙橋ひかるさんと中島健人さん主演で、実写ドラマもあります。
ドラマは原作からの印象からガラリと変わってしまい、正直がっかりしています。松永さんのイメージが、中島健人さんだと爽やかなイケメンという設定で、少し違和感を感じました。