XERD!! ザードの伝説2 偽神の領域

XERD!! ザードの伝説2 偽神の領域

『XERD!! ザードの伝説2 偽神の領域』は1993年にビック東海より発売されたゲームボーイソフト。分類としてはロールプレイングゲームになる。前作は『ザードの伝説』であり、前作から20年後の未来が舞台となっている。
ゲームシステムとしては、ワールドマップ上で行き先を指定し、移動。町から町への移動はオートで行われ、ランダムでエンカウントがある(戦闘の場合もあれば他のイベントの場合もある)。体力はフォウスポイントという名称で、宿に泊まるかキャンプにて回復し、一定時間以上の町間の移動では消耗する。デイやヤーなど独自の時間軸が存在し、通貨には牙の換金が必要だが、レートによる変動がある。
主人公はウルスで、記憶をなくしており、ジョウジに救われ、世界中を回る旅に出る。途中婚約者のアニスに出会うが記憶をなくしており詳細は覚えていない。世界を回るうちに目的がはっきりし、最終決戦後に記憶が戻ることになる。途中からおおよそストーリーははっきりしだし、この世界は作られたものであり、ウルスは外側からこの世界をコントロールする人間だった。しかし、トラブルが発生し、問題解決のためにウルスがこの世界に転送されたことが明らかになる。序盤は勇者の存在などRPGの要素が強いが、後半はSF作品のような作りになっている。ゲームボーイソフトであるが、音楽が非常に良質であり、この作品の魅力のひとつである。