クロックタワーゴーストヘッド / CLOCK TOWER GHOST HEAD

クロックタワーゴーストヘッド / CLOCK TOWER GHOST HEAD

『クロックタワーゴーストヘッド』は、1998年にヒューマンから発売されたゲーム。『クロックタワー』シリーズの3作品目。前作までは海外が舞台であったが、今回は日本が舞台となっている。
主人公の御堂島優(みどうしまゆう)は高校生だが、学校である事件を起こし、転校を余儀なくされ、弁天町の父の友人宅に居候することになる。ゲームは、優が友人の高野家に到着するところから始まる。基本的なゲームのシステムは前作を踏襲しているが、今回のシステムの重要な要素に人格の交代がある。主人公の優は二重人格であり、真面目で気の弱い女性の人格「優」と攻撃的で強気な男性の「翔」が存在し、優が危険にさらされると翔の人格が出現。翔になると武器も使用でき、優と翔を入れ替えることがストーリーを進行させるカギとなる。
シナリオは全部で3部構成となっていて、第1章は「呪われた家」で上述した高野家が舞台。三女千夏が狂ったように包丁を振り回し襲ってくる。第2章は「白い檻」で弁天病院が舞台。ゾンビが次々に襲い掛かってくる。最後の第3章は、「閉ざされた扉」で、弁天製薬の研究所が舞台で、般若の面をかぶり大鉈を引きずった殺人鬼から逃げることになる。第3章では優の出生の秘密が鍵となっている。前作品同様エンディングはマルチエンディングであり、バッドエンドからハッピーエンドなど数種類用意されている。