沼すぎてもはや恋

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沼すぎてもはや恋
8

ツンデレ転校生とオタガールの恋物語

過去の失恋によって、恋愛よりも推しに生きると決めた女子高生「桐野」。推しにとても似ている「狼谷くん」が転校生としてやってくる。
フードに黒マスクで綺麗な顔を隠して、転校初日から女子に「女子は近づくな!」とにらみを利かす狼谷くん。ある時、人とぶつかった桐野は覗き込むと、顔を真っ赤にした狼谷くんがいた。

狼谷は「女子全般にこういう反応になるんだ」とポロッと口にしてしまった。「可愛すぎる!」となった桐野は「推していいですか?」とファンになる宣言をした。
クラスメイトと話したそうな彼に、桐野はさりげなく協力をすることにする。ちょっとずつ仲良くなっていく2人。男子とは少し仲良くできるようになったが、女子には変わらず威嚇するような態度な彼。
少し優越感を感じてしまった桐野は、ファン失格だと感じて友達に「殴ってくれ!」とありえないことを言う。その場所に居合わせた狼谷は、庇うように桐野の手を取って走った。
当然顔は真っ赤だったが、それでも連れ出した狼谷は桐野に対して「心配した」と口にした。ほんとに少しずつ距離が近づいていく2人。どんどん狼谷の沼に落ちていく桐野は、彼に何かできることはないかと考える。狼谷が女子に慣れるように桐野はある提案をするのだった。