『東リベ』スピンオフ作品『東京卍リベンジャーズ~場地圭介からの手紙~』のネタバレ感想
本作『東京卍リベンジャーズ〜場地圭介からの手紙〜』は2022年7月からマガジンポケットで連載が開始された『東京卍リベンジャーズ』の公式スピンオフ作品です。
作品内では東京卍會壱番隊隊長・場地圭介と副隊長・松野千冬が中心となり物語が進み、松野が場地に出会うシーンはもちろんですが、松野が副隊長になる前に副隊長の座についていた佐藤龍星など本編には登場しないキャラクターも登場します。
本編では名前しか出ないチーム“四谷傀團”との抗争や、佐藤が東京卍會に入った経緯などが細かく描かれています。
本編の作者である和久井健が全面監修を行っていることもあり、ストーリー的には本編を踏襲ししっかりと描かれている作品と感じられます。
また、場地、松野たちの周辺の人物として友人や他チームだけでなく“母親”が登場することが読者の間でも話題となりました。
場地の母親は本編でも登場していますが、松野や佐藤の母親も登場した際は読者の間でファンアートが描かれるなど盛り上がりを見せていました。
始まり方が場地の墓参りで場地の母親が持ってきた手紙を読み、回想に入るシーンなので、終わり方は場地の死ぬ血のハロウィンなのか、それとも手紙に書いてあった10月30日なのか分かりませんが、終着点が見えているのでそこまでどう持っていくのかが気になるところです。
また、四谷傀團との抗争は東京卍會の勝利で終結しましたが、その後どの程度原作にない抗争やキャラクターを持ってきて終わりにするのかも気になります。