ギーヴ

ギーヴ

ギーヴは『アルスラーン戦記』に登場する自称流浪の楽士の青年。主人公アルスラーンの異称「解放王」の名付け親だとされている。
楽士でありながら、剣や弓の扱いにも長け、特に弓に関しては神業的な腕前を誇る。剣技も銀仮面ヒルメスの猛攻をしのぎ切るなど、相当な腕前の持ち主である。女性の扱いにも優れており、ミスラ神を信仰する女神官ファランギースをアシ女神の化身と呼んでいる。彼女からはあしらわれているが、ギーヴ本人はそれも含めて楽しんでいる様子である。
好きなものは金目の物。生きている人間から窃盗を働くことはないが、死人の所有物に関しては「死人には必要ないものだから有り難く頂くべきだ」という考えを持つ。
ギーヴはファランギースに付きまとう形でアルスラーン陣営に加わると、行動を共にするうちにアルスラーンの王族らしからぬところに興味を抱くようになる。第2部ではパルス国の宮廷楽士にして巡検使になっている。

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