ALWAYS 続・三丁目の夕日

ALWAYS 続・三丁目の夕日のレビュー・評価・感想

New Review
ALWAYS 続・三丁目の夕日
8

「ある!ある!」とうなずける映画

この映画は、東京タワーが完成し、東京オリンピックの開催も決まり、高度成長期に入ろうとする時代背景が舞台です。三丁目の夕日の1作目から観るとより楽しめますが、2作目から観ても素晴らしい作品でした。

長めの2時間26分の放映時間の中に、1作目よりテンコ盛り感満載の「これでもか、これでもか」というほどのストーリーが盛り込まれていました。あっという間に時間が過ぎてしまい、まだまだ観たい気持ちになってしまう映画でした。

淳之介と実父のことや、昔お世話になった人の子どもを預かる、茶川が愛するヒロミのことなどの大きな問題のほか、いろいろな問題が起こります。山あり、谷ありのこれらの問題でストーリーが繋がりながら、上手く収まるところに収まっていました。
芥川賞に挑戦する茶川が最終選考に残り、「絶対当選する」と思い込んだ周囲が乾杯したものの、当選しなかった場面でも最終的に上手く収まり、気持ちよく観終えた素晴らしい作品でした。
クライマックスの茶川とヒロミの問題も、上手くいきそうに思わせたり、うまくいかないように思わせたりしながら進行し、最終的に目頭が熱くなりながら観てしまいました。
薬師丸ひろ子さんが演じたお母さんが、この映画を素晴らしい作品にしてくれました。